鄭有珍

鄭有珍（チョン・ユジン、정유진）は、2006年2月18日、ソウルで生まれた韓国の囲碁棋士です。幼い頃からボードゲームに親しみ、7歳で近所の囲碁教室に通い始めたことが、彼女の囲碁の世界への第一歩となりました。小学5年生の頃には、韓鐘振囲碁道場で本格的な指導を受け、才能を開花させました。

2019年、13歳という若さでプロ初段となり、囲碁棋士としてのキャリアをスタートさせました。2020年からは、韓国女子囲碁リーグにソウルチームの一員として参戦。同年には、「仲邑菫のオロチャレンジ」に出場し、2勝1敗で勝利を収め、その実力を示しました。

2021年には、湖畔杯女子最高棋士決定戦リーグへの参加、蘭雪軒杯全国女子囲碁大会での準優勝、二段への昇段を果たしました。また、女子棋聖戦では4位入賞と、その実力は着実に向上していきました。2022年には、MEDIHEALミレニアム女子最強戦でベスト4に進出し、IBK企業銀行杯女子囲碁マスターズでは決勝で朴泰姬を2-0で破り、見事優勝を勝ち取りました。この優勝により、彼女は三段へと昇段しました。

鄭有珍の主なタイトル歴は、2022年のIBK企業銀行杯女子囲碁マスターズ優勝です。国際棋戦では、2020年の中日韓聶衛平杯囲碁マスターズで、上野梨紗、呉依銘に勝利し2勝を挙げています。

国内棋戦では、2021年の蘭雪軒杯全国女子囲碁大会で準優勝を果たしています。韓国女子囲碁リーグには、2020年からソウル富光薬品チームに所属し、2020年は1勝6敗、2021年は5勝9敗、2022年は4勝8敗という戦績を残しています。

鄭有珍は、幼い頃から囲碁への情熱を持ち続け、その才能を磨いてきました。彼女の今後の活躍が、韓国囲碁界をさらに盛り上げていくことが期待されます。彼女の目標は、同じく韓国のトップ棋士である崔精（チェ・ジョン）のような棋士になることだと言われています。若くして数々の実績を上げている鄭有珍の今後の活躍から目が離せません。

参考情報として、以下の外部リンクもご参照ください。

韓国棋院「정유진 (鄭有珍)」
韓国棋院「정유진, 프로 입단… “최정 사범님 같은 기사가 될래요”」

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