重岡優大

重岡 優大とは

重岡優大（しげおか ゆうだい）は、1997年4月16日生まれの日本のプロボクサーで、熊本県熊本市出身です。彼はワタナベボクシングジムに所属し、元WBC世界ミニマム級王者としても知られています。兄弟である重岡銀次朗もプロボクサーであり、二人は互いに刺激し合いながら成長してきました。彼の入場曲は、COMPLEXの『BE MY BABY』です。

人物

優大は中学1年生の時にボクシングを始め、その後、開新高校に進学。高校時代には4冠を達成し、素晴らしい実績を残しています。2018年には全日本ボクシング選手権大会で初優勝を果たし、2020年の東京オリンピック出場を目指しましたが、ライトフライ級が実施されなかったためプロボクサーとしての道を選び、拓殖大学を中退しました。2019年8月にはB級プロテストに合格し、プロの道へと進みました。

プロボクシングキャリア

2019年10月30日に行われたプロデビュー戦は、2回TKO勝ちという結果で好スタートを切ります。同年12月には後楽園ホールでOPBFミニマム級王者リト・ダンテと対戦し、6回戦を制して勝利を収めました。2021年2月11日には、日本ライトフライ級ユース王座をかけて堀川龍との試合に臨み、TKOで王座を獲得します。

同年8月、優大はユース王座を返上し、11月12日には弟の銀次朗が保持していたWBOアジアパシフィックミニマム級王座に挑戦。元OPBF東洋太平洋同級王者の小浦翼を倒し、王座を獲得しました。2022年7月には、初防衛戦でクリス・ガノーサをKOし、再び王座防衛に成功。2022年11月には日本ミニマム級王座決定戦で仲島辰郎に勝利し、また新たなタイトルを手に入れました。2022年12月には、世界挑戦を見据えて日本ミニマム級王座を返上しました。

兄弟同時世界王座獲得・王座統一

2023年4月16日、優大はWBC世界ミニマム級王者のペッチマニー・ゴーキャットジムへの挑戦を予定していたのですが、ペッチマニーのインフルエンザ感染により試合が中止に。その後、元WBO世界同級王者のウィルフレド・メンデスとの暫定王座決定戦に臨み、見事KO勝ちを収めました。この大会では弟も組み込まれ、兄弟揃っての王座獲得が実現しました。

2023年10月7日、大田区総合体育館で行われたセミファイナルでは、正規王者ペッチマニーとの団体内王座統一戦を勝利。兄弟同時にそれぞれの王座を統一しましたが、2024年3月31日の防衛戦では元WBO世界ミニマム級王者メルビン・ジェルサレムとの戦いに敗れ、優大はプロ初の黒星を経験しました。再起戦を目指して2024年8月24日に、WBOミニマム級12位のサミュエル・アルパとの試合が予定されています。

獲得タイトル

アマチュア

• - 全国高等学校総合体育大会ピン級優勝
• - 全国高等学校ボクシング選抜大会ピン級優勝
• - 全国高等学校総合体育大会ピン級優勝
• - 国民体育大会少年の部ピン級優勝
• - 全日本ボクシング選手権大会ライトフライ級優勝

プロ

• - 日本ライトフライ級ユース王座
• - WBOアジアパシフィックミニマム級王座
• - 日本ミニマム級王座
• - WBC世界ミニマム級暫定王座
• - WBC世界ミニマム級王座

戦績

• - アマチュア：91戦 81勝（21KO）10敗
• - プロ：10戦 9勝（5KO）1敗

優大は日本のボクシング界で目覚ましい成績を残し続け、兄弟での成功が期待されています。

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