野上亮磨
野上亮磨（のがみ りょうま）
基本情報
経歴
プロ入り前
野上亮磨は福岡県太宰府市に生まれ、地元の中学で野球を始めました。太宰府市立太宰府西中学校ではフレッシュリーグの筑紫エンデバーズに所属し、基本的な技術を培いました。中学時代の1学年後輩には大石達也がいます。高校は神村学園高等部へ進学し、3年次には第77回選抜大会に出場し準優勝を果たしました。選抜大会での活躍により、プロスカウトから注目される存在となりましたが、プロ志望届は提出したものの指名を受けず、日産自動車へと進みました。
社会人野球時代
2007年には日産自動車でエースピッチャーとして活躍。特に都市対抗野球大会では新日本石油ENEOSからの補強選手として、経験を積むこととなります。2008年には自らの力で都市対抗野球出場を果たし、ドラフトで埼玉西武ライオンズから2巡目指名を受けます。
西武ライオンズ時代
2009年にプロ入りした西武では、即戦力として期待され、先発・中継ぎとして多くの試合に登板しました。シーズンを通じて登場試合数が増えたものの、成績には波がありました。特に2011年にはイースタン・リーグで主に先発として9勝を挙げ、最多勝のタイトルに輝きました。2012年には活躍が続き、シーズン中盤ではキャリアハイの8勝を挙げるなど、次第にチームの中心選手へと成長していきます。
2013年は特に印象的なシーズンとなり、11勝を挙げ自身最初の年間規定投球回数も達成。その後も安定したピッチングでチームに貢献しましたが、肩の故障や不調に悩まされる場面もありました。合同での契約更改では評価され、給与が増額されるなど、結果が反映されていくこととなります。
読売ジャイアンツ時代
2017年にはFA権を行使し、読売ジャイアンツに移籍。ここでは新たな背番号でのスタートとなり、シーズンを通じて活躍。特に9月には初完封勝利を挙げるなどの好成績を残します。その後の2020年には，左アキレス腱を負傷し、困難な状況に直面しましたが、翌年の2021年には復帰。残念ながら、最終的には現役を引退する決断を下します。
引退後
引退後は読売ジャイアンツのスコアラーとしてチームに携わり、2024年からは三軍の投手コーチに就任する予定です。今後の指導者としての活動にも期待が寄せられています。
選手としての特徴
野上はスリークォーターからの投球スタイルであり、平均球速約141km/h、最速149km/hのストレートを中心に、スライダーやチェンジアップ、カーブ、フォークを駆使します。特に制球力に秀でており、2017年シーズンには四球数が最少の24個に留まりました。チームの元監督からは「東尾修2世」とも評され、そのピッチング技術は高く評価されています。
記録
野上亮磨のプロ野球選手としての足跡は、彼の努力と実績を物語っています。彼の今後の活躍にも期待が寄せられています。
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