野津田町

野津田町について

野津田町（のづたまち）は、東京都町田市にある町名です。この町名は「丁目」の区分がされていない単独の名称となっています。地域の郵便番号は195-0063です。

地理

野津田町は町田市の中北部に位置し、東西を流れる鶴見川と北東の町境の小野路川に囲まれています。北部や南東、南西部は丘陵地帯が広がり、自然環境が豊かです。特に、参道橋以西の鶴見川周辺や七国山の北、野津田公園の東側では畑が多く見受けられます。また、東部は金井町や薬師台に隣接しており、南部は本町田、西部は山崎町、北西部は図師町、北部は小野路町、北東部は大蔵町と接しています。

河川

野津田町には、鶴見川と小野路川という二つの河川が流れており、地域の生活に潤いを与えています。

地価

住宅地の地価は2014年1月1日現在、公示地価において野津田町字綾部1314番14の地点で10万9000円/m2となっています。

歴史

この地域はもともと武蔵国都筑郡余戸郷に属し、後に多摩郡小山田庄、多摩郡柚木領へと引き継がれました。そのため、かつては「野津田郷」とも呼ばれ、多くの水田や畑が存在した地域でもあります。江戸時代には、野津田村が捉飼場として利用されたり、金沢藩前田家の鷹場にもなりました。昭和の後期からは宅地化が進み、地域の姿は大きく変化しています。

地名の由来

野津田町の地名は、かつてこの地に蔦（ツタ）が生い茂っていたことに由来し、「野蔦」と呼ばれていたことからきています。

沿革

1577年に始まったため池（現在の薬師池）の工事は1590年に完成し、徳川家康の領地となりました。以後さまざまな代官が交代しながら統治が行われました。明治時代には村が合併し、1943年には東京都制により東京都南多摩郡鶴川村大字野津田となりました。1958年には町田市野津田町として再編成され、以来この名称が定着しています。

世帯数と人口

2018年1月1日の時点では、野津田町の世帯数や人口も地域の重要な統計のひとつで、これらのデータは地域の発展や住民の生活様式を把握する上で参考になります。

教育・交通

地域には町田市立の小学校や高等学校があり、教育機関が整備されています。また、小田急小田原線や横浜線から運行されるバスも便利で、町田駅や鶴川駅へのアクセスが容易です。バスの発着所は芝溝街道沿いにある野津田車庫です。

文化・施設

野津田町には、西山美術館や町田市立自由民権資料館、町田市ふるさと農具館などの文化施設があります。また、町田GIONスタジアムや様々な公園も地域の魅力を引き立てています。特に薬師池公園は日本の歴史公園100選にも選ばれており、多くの人々に親しまれています。

まとめ

以上のように、野津田町は豊かな自然環境と歴史的背景を持つ地域であり、教育、交通、文化面でも充実しています。訪れる際には、温かい地域の雰囲気をぜひ感じ取ってみてください。

もう一度検索