野畑凌

野畑 凌（のばた りょう）

概要

野畑凌騎手は、2004年10月12日に生まれ、地方競馬で活躍する若手ジョッキーです。現在は川崎競馬場の佐藤博紀厩舎に所属しており、地方競馬教養センターの騎手課程第103期生として免許を取得しました。彼の特徴的な勝負服は、胴体が鮮やかな赤色で、白の右襷がかけられています。また、袖も赤色で、そこに白い星が散りばめられたデザインとなっています。

来歴

プロデビュー

2022年4月1日付けで地方競馬の騎手免許を取得し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。所属先である川崎競馬場でのデビューとなりました。同年4月4日には、初騎乗を経験。川崎競馬の第2競走、サラブレッド3歳200万円未満条件戦において、マニフィックブリエに騎乗しました。このレースは10頭立てで行われ、8番人気という評価でしたが、見事3着に入線し、初騎乗で掲示板を確保する健闘を見せました。

初勝利

デビューからわずか数日後の2022年4月7日、野畑騎手はプロ初勝利を挙げました。場所は同じく川崎競馬場で、第5競走のC3クラス条件戦でした。このレースで手綱を取ったのはボルドーアランで、12頭立ての10番人気という低評価ながら、見事に勝利を掴みました。これは彼にとって18回目の騎乗での達成であり、将来を期待させる一勝となりました。

節目の記録

キャリアを積み重ねる中で、野畑騎手は数々の節目となる記録を打ち立てています。

地方競馬通算100勝: 2023年7月10日、大井競馬場の第5競走（C2クラス条件戦）において、ジョーヌヴェールに騎乗して勝利し、地方競馬通算100勝を達成しました。
JRA初勝利: 若手騎手の登竜門であるヤングジョッキーズシリーズにも参加。2023年12月16日に中山競馬場で行われたファイナルラウンドの第1戦で、ラエールとのコンビでJRAでの初勝利を飾りました。
重賞初制覇: 2023年の締めくくりとなる12月31日、大井競馬場で開催された第47回東京2歳優駿牝馬競走（S1）をローリエフレイバーに騎乗して制覇し、自身初の重賞タイトルを獲得しました。これはキャリアにおける大きな飛躍となりました。
地方競馬通算200勝: 2024年4月3日には、所属する川崎競馬場の第1競走（サラブレッド3歳牝馬限定条件戦）で、エレノーラに騎乗して勝利し、地方競馬通算200勝を達成しました。デビューから約2年という速さでの到達は、その才能と日々の努力の賜物と言えます。

主な騎乗馬

これまでに手綱を取り、重賞などの大きな舞台で活躍した主なパートナーには以下の馬たちがいます。

ローリエフレイバー: 2023年の東京2歳優駿牝馬（S1）を制覇し、野畑騎手に初の重賞タイトルをもたらしました。また、2024年のロジータ記念（S1）も勝利しています。
エレノーラ: 2024年の留守杯日高賞（M1）を制覇した際の騎乗馬です。

結び

野畑凌騎手は、若くして多くの経験を積み、勝利を重ねています。特に重賞制覇やJRAでの勝利は、その実力の証明と言えるでしょう。南関東競馬を代表する若手の一人として、今後のさらなる活躍が期待されています。

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