野里駅

野里駅（のざとえき）

野里駅は、兵庫県姫路市西中島に位置する、西日本旅客鉄道（JR西日本）播但線の駅です。地域の足として、長きにわたり利用者に親しまれてきました。

歴史

野里駅は、明治時代に播但鉄道の駅として開業しました。その後の国有化、高架化、無人化などを経て、現在に至ります。以下に主な歴史を年表形式でまとめます。

1894年（明治27年）7月26日：播但鉄道の駅として姫路駅 - 寺前駅間開通時に開設。旅客・貨物取扱開始。
1903年（明治36年）6月1日：播但鉄道が山陽鉄道に営業譲渡。
1906年（明治39年）12月1日：山陽鉄道国有化、国鉄の駅となる。
1909年（明治42年）10月12日：線路名称制定、播但線所属となる。
1964年（昭和39年）10月1日：貨物取扱廃止。
1972年（昭和47年）2月1日：荷物扱い廃止、無人駅化。
1984年（昭和59年）10月1日：北へ400 m移転、高架駅化。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、西日本旅客鉄道（JR西日本）の駅となる。
2003年（平成15年）8月8日：みどりの窓口営業開始。
2007年（平成19年）8月1日：窓口営業時間延長。
2016年（平成28年）3月26日：ICカード「ICOCA」の利用が可能となる。
2021年（令和3年）7月1日：JR西日本福知山メンテックからJR西日本交通サービスに再移管。
2022年（令和4年）6月1日：管理駅が福崎駅から豊岡駅に変更。10月1日：近畿統括本部福知山管理部管轄となる。
2025年（令和7年）3月31日：みどりの窓口の営業を終了。4月1日：終日無人化予定。

駅名の由来

野里駅の駅名は、周辺地域が古くは『播磨国風土記』に「大野の里」と呼ばれていたことに由来します。「大」が取れて「野里」という地名になったと伝えられています。

駅構造

野里駅は、島式ホーム1面2線を有する高架駅です。列車交換が可能で、配線は1線スルー化されておらずY字分岐となっています。ICOCAなどのICカード利用に対応した簡易改札機が設置されています。
現在は豊岡駅が管理する無人駅となっています。

のりば

ホームは以下の通りです。

利用状況

近年の1日平均乗車人員は以下の通りです。
（具体的な乗車人員データは省略）

駅周辺

野里駅周辺には、様々な施設があります。

姫路西中島郵便局
播州信用金庫保城支店
ミラキタシティ姫路
姫路市立図書館花北分館
花の北市民広場
姫路市花の北サービスセンター
姫路競馬場
陸上自衛隊姫路駐屯地
広峰山
広峯神社
増位山
随願寺
国道312号

また、駅前にはバス停「野里駅前」があり、各方面へのアクセスが可能です。


野里駅は、姫路市北部地域における「副核」として位置づけられており、今後の発展が期待されています。

隣の駅

西日本旅客鉄道（JR西日本）
播但線
京口駅 - 野里駅 - 砥堀駅

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