金久保優斗

金久保優斗選手のプロフィールと経歴

金久保優斗（かなくぼ ゆうと）は、1999年11月4日生まれのプロ野球選手であり、千葉県八千代市の出身です。東京ヤクルトスワローズに所属する右投左打の投手として、プロ野球界での存在感を放っています。

経歴

プロ入り前

金久保選手は八千代台小学校時代に北東タイガースで野球を始め、その後、八千代市立八千代台西中学校へ進学します。中学時代には佐倉リトルシニアに加入し、卓球部にも所属しつつ、3年生の夏にはエースとして全国大会やジャイアンツカップを制覇しました。

高校は東海大市原望洋高校に進学し、1年秋からはチームのベンチに入ります。2年夏には、先輩の島孝明選手との二枚看板で活躍し、芝浦工大柏高校戦でのノーヒットノーランが特に記憶に残ります。しかし、準々決勝では木更津総合高校に敗れ、ベスト8に終わりました。3年時には新チームでエースとしての役割を担い、秋の千葉県大会で制し、関東大会でも準優勝を達成。選抜大会では2回戦まで進み、今回も記憶に残る投球を見せました。

2017年のドラフト会議では東京ヤクルトスワローズから5位指名を受け、契約金2700万円、年俸500万円（推定）という条件でプロ入りを果たしました。背番号は48となります。

プロ入り後

プロ入りしてからは波乱の幕開けが待っていました。2018年5月にはイースタン・リーグでの初登板を果たしましたが、その直後に右肘の故障に見舞われ、トミー・ジョン手術を受けることとなり、プロとしての初年度は1試合の登板にとどまりました。

2019年は一軍での登板がなく、2020年にはようやくプロ初登板を果たします。10月22日の読売ジャイアンツ戦では2回無失点の好投を見せ、続く広島東洋カープ戦では初先発を務め、5回無失点の成績を残しました。

2021年のシーズンでは、4月14日に横浜DeNAベイスターズ戦で初勝利を記録し、そのシーズン中で合計10試合に登板し、防御率は2.74を記録。チームのリーグ制覇に貢献しました。

2022年も期待がかかりましたが、初登板では白星を挙げるも、その後は試合に出場できずシーズンを終えました。2023年は開幕直前に右肩を故障し、一軍に上がることはできなかったものの、5月には二軍で復帰し、6月には楽天戦での好投を記録しました。ただ、この年の一軍登板はその1試合のみでした。

選手としての特徴

金久保選手のストレートは最速152km/hを記録しており、握り方にこだわりを持ち、ボールが打者の手元で沈む独特の特長を持っています。スライダーやフォーク、シンカーなどの変化球も高く評価されています。また、趣味として映画観賞や音楽鑑賞を楽しんでおり、特にアクション映画やアリアナ・グランデの音楽を好むようです。

生まれつき左利きで、日常生活では左手を使用する金久保選手ですが、野球では右投げでプレイしており、その独自のバックグラウンドが彼の投球スタイルにも影響を与えているのかもしれません。

彼のキャリアはまだ始まったばかりであり、これからの活躍が非常に楽しみです。

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