金剛堂

株式会社金剛堂

会社概要

株式会社金剛堂は、大阪府大阪市住吉区に本社を構える企業です。

事業内容

同社は、創価学会の信徒に向けた仏壇や仏具を専門に取り扱っています。仏壇・仏具の販売を主軸としつつ、創価学会に関連する書籍（例えば『人間革命』）や、学会旗なども商品ラインナップに加えています。全国に店舗を展開しており、2018年5月時点では45店舗を運営していました。

沿革と歴史

金剛堂の創業には、特定の背景があります。創業者である小嶋敏男氏は、創業以前、多くの創価学会員が適切な仏壇を入手できず、他宗派の仏壇を使用している現状に直面し、大きな衝撃を受けたとされています。この経験が、創価学会専門の仏壇店を設立するという理念に繋がり、同社の礎となりました。

その歴史は、1956年に大阪市浪速区で小嶋仏壇仏具店としてスタートしました。その後、組織化が進み、1962年4月には大阪市西成区にて株式会社金剛堂が設立されました。

本社は、1969年4月に現在の大阪市住吉区の所在地へ移転しました。事業の拡大に伴い、1972年4月には福岡県古賀市に九州支店を開設し、九州および中国地方への卸売業務を開始しました。九州支店の社屋は1976年4月に完成しています。

国際的な展開としては、仏壇の彫刻部品の安定的な調達を目指し、1983年3月にはインドネシアにおいて現地資本との合弁会社P.T.KONGO INDONESIAを設立しました。

経営体制についても変化があり、1989年4月には小嶋将敬氏が代表取締役に就任。その後、2007年10月には小嶋剛氏が代表取締役に就任しています。

事業基盤の整備も進められ、1994年12月には大阪市住吉区に物流センターが完成し、供給体制が強化されました。また、インターネット時代の到来に対応し、1998年6月には公式ホームページを開設しています。

創価学会の主要拠点に近い場所への出店も行われ、2001年7月には東京都新宿区信濃町に信濃町店が開業しました。さらに、2006年7月には本社新社屋が完成し、より強固な事業基盤が構築されました。

まとめ

株式会社金剛堂は、創価学会員のための仏壇・仏具販売を専門とする企業として、創業以来、その理念に基づき事業を展開してきました。全国に店舗網を築き、関連商品の取り扱い、海外での部品調達、物流体制の整備など、多角的な事業展開と組織強化を進めています。

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