金原亭馬吉

金原亭馬吉について

金原亭馬吉（きんげんてい うまきち）は、落語家の名跡です。現在、この名を名乗るのは、落語協会に所属する二ツ目の落語家です。本記事では、その人物像、経歴、芸歴について詳しく解説します。

プロフィール

本名: 石原 盛夏
生年月日: 1995年8月7日
所属: 落語協会
身分: 二ツ目
端唄名: 根岸 禮駒（ねぎし れいこま）
その他: 諸芸懇話会会員

生い立ちと学歴

千葉県成田市出身の金原亭馬吉は、市川中学校・高等学校を卒業後、明治大学文学部演劇学専攻に進学。さらに同大学の大学院文学研究科演劇学専攻を修了しています。大学在学中は落語研究会に所属し、落語だけでなく三味線漫談も披露していました。当時の芸名は駿河亭悠語楼でした。

芸の道へ

中学・高校時代から寄席に通い、邦楽の魅力に惹かれた馬吉は、三味線を習い始めました。大学入学後の2014年9月には端唄根岸流に入門。また、早稲田大学長唄研究会にも所属し、清元節も経験するなど、幅広い音楽の素養を身につけました。2017年12月には、根岸流の師範名取「根岸禮駒」の芸名を取得し、翌年3月にはお披露目会が開かれました。

落語家としての歩み

大学院進学後の2018年9月、十一代目金原亭馬生に入門し、落語家としての道を歩み始めました。2020年2月には、春風亭貫いち、古今亭松ぼっくり、入船亭辰ぢろと共に前座となり、前座名「駒介」を名乗りました。そして2024年11月、春風亭貫いち、古今亭松ぼっくり改め古今亭陽々、入船亭辰ぢろ改め入船亭扇兆と共に二ツ目に昇進し、「金原亭馬吉」を襲名しました。

人物像

血液型はAB型。高校時代にはクイズゲーム「アンサーアンサー」に熱中し、大学入学後はクイズ研究会で早押しクイズを始めました。2015年には千葉新世代クイズ王No.1決定戦で優勝。また、abc the13th・14thでは連続してペーパーテストを通過するなど、クイズプレイヤーとしてもその才能を発揮しています。

趣味は演劇鑑賞で、歌舞伎や2.5次元ミュージカルにも関心があるなど、多才な一面も持っています。

芸歴

2014年9月：端唄根岸流に入門
2017年12月：神田明神で名取式
2018年3月：例会「根岸会」でお披露目
2018年9月：十一代目金原亭馬生に入門
2020年2月：前座となる、前座名「駒介」
2024年11月：二ツ目に昇進、「馬吉」を襲名

外部リンク

金原亭馬吉 - 落語協会
金原亭馬吉 (@Umakichi_Rekoma) - X（旧Twitter）

金原亭馬吉は、落語家としての活動だけでなく、端唄の名取、クイズ愛好家としての顔も持つ、多才な人物です。今後の活躍が期待される注目の落語家の一人と言えるでしょう。

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