金子圭輔

金子圭輔のプロフィール

金子圭輔（かねこ けいすけ、1985年7月23日生まれ）は、千葉県君津市出身の元プロ野球選手で、ポジションは内野手です。右投両打の選手であり、現在はコーチを務めています。彼はプロ入り前から地元の野球の教育を受け、多彩な才能を発揮していました。

経歴

プロ入り前

金子選手は、小学校3年生から兄の影響で野球を始めます。君津市立小糸中学校に進学後、木更津リトルシニアに所属しながら、走幅跳では千葉県大会で6位に入賞しました。志学館高校に進学すると、体力テストで全種目満点を記録し、硬式野球部では遊撃手としてレギュラーに。3年時には主将を務め、夏の県大会で準優勝を果たしました。そして、2003年のプロ野球ドラフトで福岡ダイエーホークスに6巡目指名され、プロの道を歩み始めます。

ダイエー・ソフトバンク時代

金子選手はプロ入り直後から内野手として活躍。2004年に二軍で63試合に出場したものの、打率は.142と奮わず。しかし2005年には打率が改善し、2006年にはついに一軍に昇格。その初打席で初ヒットを放ちます。以降、二軍での経験を積む中で盗塁術も磨き、2007年にはフレッシュオールスターゲームに選ばれました。2008年には一軍へ再昇格し、貴重な代打や守備固めとしての役割を果たしました。

2010年にはオリックス・バファローズに移籍し、そこでのシーズンでも再び様々なポジションで起用され、少しずつ存在感を示します。特に、2011年には開幕から注目を集めるものの、肩の痛みが影響し早々に二軍へ降格します。

ソフトバンク復帰後

2012年、再びソフトバンクへと復帰。彼は代走や守備の要としてチームに貢献します。2013年には、古巣オリックスに対して初安打を挙げるなど、その活躍は続きました。また、シーズン中に記録した自己最多となる1試合3打点も印象深いものです。2014年には遂にリーグ優勝の瞬間を味わった選手となり、プロ11年目ながらその瞬間を迎えたのは特別な経験となりました。

現役引退後

2016年には一軍での出場機会が減少し、戦力外通告を受けた後、トライアウトに参加しましたが、結果的に現役を引退。以降はソフトバンクで球団職員としての道を歩み、広報やスコアラーを経て、2023年から三軍の内野守備走塁コーチとして復帰しました。

プレースタイルと人物

金子選手は、俊足と守備力の高さが特徴で、内野手としてしなやかなプレースタイルを披露しました。特に、スイッチヒッターとしての能力も磨かれ、様々なポジションでの経験を活かしたユーティリティプレイヤーの役割を果たしました。プロ入り以来、一軍での打撃成績が多くないものの、周囲からの信望は厚く、特に後輩選手からの信頼を得ていました。プロ野球選手としての経験を経て、知識と情熱を持ち続ける彼の姿は、今後の指導者としての活動にも期待が寄せられています。

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