金山志賀坂林道

金山志賀坂林道の詳細

金山志賀坂林道（きんざんしがさかりんどう）は、埼玉県の美しい自然を享受できる特別な林道です。この林道は、秩父郡小鹿野町の国道299号線上にある志賀坂トンネルの入口から、秩父市の中津川地区にあるニッチツ秩父鉱山に至るまでの道のりで、埼玉県農林部が管理・運営を行っている公道です。

林道の特徴

この道は両神山の裏手を持ち、変わりやすい天候のもとでの通行には注意が必要です。時折、不定期な通行止めが発生することもありますが、その分、自然の美しさを保った秘境のような雰囲気を味わうことができます。また、埼玉と群馬の県境に沿って走る尾根筋を通り、標高1240メートルの地点にある八丁隧道を越えることができます。これにより、秩父側の起点にはかつての鉱山社宅群が残っており、昭和の時代の面影が感じられます。

ニッチツ秩父鉱山は2022年12月末をもって閉山となってしまいましたが、その遺構は今も訪れる観光客の興味を引き続けています。また、志賀坂峠から上落合橋にかけての区間は冬季（12月中旬から4月下旬）通行止めとなりますが、それ以外の部分、特に上落合橋から小倉沢地区にかけては通年利用可能です。

通行止めの情報

この林道の閉鎖状況は、地域住民や観光客にとって重要な情報です。例えば、2018年には冬季閉鎖解除が期待されていましたが、落石のために通行止めが続いてしまいました。さらに、接続している埼玉県道210号中津川三峰口停車場線も山鳥トンネルのモルタル剥離により通行止めとなっており、両神山の八丁峠登山口へは進入できない状況が続いています。これらの状況は、訪れる前に確認することが求められます。

自然の美と観光

林道沿いは、奥秩父山塊で特に美しい紅葉の名所として知られており、秋になると多くの観光客が訪れます。紅葉シーズンには、赤や黄色、オレンジの色彩が山を彩り、その光景は圧巻です。この時期に訪れることができれば、自然の美しさを存分に楽しむことができるでしょう。休日には多くの人々がこの林道を楽しむ様子が見られます。

まとめ

金山志賀坂林道は、自然の美しさや歴史的な価値を感じることができる特別な場所です。様々な条件を考慮した上で、この林道を訪れてみてはいかがでしょうか。美しい風景や静寂な空間が、訪れる人々に癒しを提供してくれます。

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