金沢市立戸板小学校

金沢市立戸板小学校の紹介

金沢市立戸板小学校は、石川県金沢市戸板1丁目に位置する公立の教育機関であり、地域社会に深く根ざした学校です。1871年に示野小学校として設立されて以来、学校名は何度か変更されながらも、常に教育の一翼を担ってきました。この学校の歴史は非常に豊かで、数々の改名と合併を経て、現在の戸板小学校に至ります。

沿革の概要

創立の時代

1871年12月、示野小学校の創立が金沢市の教育史の始まりです。続いて、1873年には二口小学校が設立され、1892年には小学校令の改正に伴って、両校はそれぞれ戸板乙尋常小学校と戸板甲尋常小学校に改称されました。そして1895年に両校はさらに改名され、戸板西尋常小学校及び戸板東尋常小学校となるのです。

1902年には両尋常小学校が合併し、戸板尋常小学校と名前を新たにしました。高等科が併置される1919年には戸板尋常高等小学校に改名され、1921年には新しい校舎が完成しました。

戦時中と戦後の変遷

1941年には国民学校令に基づいて戸板国民学校と改名され、1943年には金沢市への編入に伴い金沢市立戸板国民学校となります。戦後の1947年には学制改革が行われ、現在の金沢市立戸板小学校へと名称が改められました。この年、同校の所在地は石川県金沢市二口町ハ42番地となります。

現代への歩み

1983年には児童数が最多となり、28学級で1102人を数えるまでに成長しました。その後、1984年に金沢市立西小学校が開校し、通学区域の一部が分離されましたが、それでも戸板小学校は地域の教育を支え続けました。1991年には創立120周年を迎え、校歌の石碑が設置され、2001年には130周年記念式が行われました。

2011年には新校舎の起工式があり、2013年には新校舎が完成。新たな場所での教育が始まりました。2014年には住所が変更され、現在の石川県金沢市戸板1丁目1番地になりました。2021年には創立150周年を迎え、地域の皆さまとのつながりを大切にしながら、教育の質を高め続けています。

未来への展望

金沢市立戸板小学校は、設立以来、地域のお子さまたちに質の高い教育を提供してきました。その取り組みは今も続いており、学校の教育理念にも反映されています。今後も地域社会とともに歩みながら、次世代を担う子どもたちの成長を見守っていくことでしょう。物語のような歴史を持つこの学校は、地域の宝です。

もう一度検索