金沢貨物ターミナル駅

金沢貨物ターミナル駅について

金沢貨物ターミナル駅（かなざわかもつターミナルえき）は、石川県金沢市高柳町に位置する日本貨物鉄道（JR貨物）の貨物専用駅です。この駅はIRいしかわ鉄道線に属し、石川県内で唯一の定期貨物列車が発着する重要な拠点とされています。

歴史

金沢貨物ターミナル駅は、2003年6月12日に開業しました。これは金沢駅の貨物取扱設備を移転し、着発線荷役方式（E&S方式）に改造したことにより実現しました。開業当初は金沢駅から分離された形で発展しました。

2015年3月14日、北陸新幹線の長野駅 - 金沢駅間の開業に伴う北陸本線の経営分離により、路線の管理がIRいしかわ鉄道に移行しました。その後の2017年1月19日には、JR貨物とアサヒビール、キリンビール、日本通運の共同により、吹田貨物ターミナル駅から当駅への鉄道コンテナ輸送が開始されました。このシステムでは、当駅を中継地点として物流センターに保管された貨物が各顧客へ配送されます。

取扱貨物

金沢貨物ターミナル駅では、12ft、20ft、30ftのJRコンテナと、20ftのISO規格海上コンテナを扱っています。当駅から出荷される主要貨物には、米、建機部品、間仕切りボードなどがあります。これにより、地域の産業や生活に欠かせない物流が支えられています。

駅構造

駅の構造は、着発線が5線あり、その中でコンテナホームと直結した2線をE&S方式で運用しています。また、到着線や貨物側線、電気機関車用の留置線を併せ持っています。さらに、営業窓口としてJR貨物金沢支店が駅内に設けられています。

駅周辺の施設

金沢貨物ターミナル駅の周辺には多くの交通機関や施設があります。西日本旅客鉄道（JR西日本）の金沢総合車両所やIRいしかわ鉄道の本社が近隣に位置し、交通の便が良いです。また、ショッピングモールのイータウン金沢や、アルビス高柳店、ミスタードーナツなども周囲にあり、地域住民の生活を支える一翼を担っています。

交通アクセス

金沢貨物ターミナル駅は、隣接する東金沢駅と森本駅をIRいしかわ鉄道が接続しています。これにより、貨物輸送の利便性だけでなく、地域間の移動も容易になっています。駅近くには高柳跨線橋が架かり、周辺の交通の流れをサポートしています。これらの施設や交通網により、金沢貨物ターミナル駅は地域の重要な物流拠点としての役割を果たしています。

以上が金沢貨物ターミナル駅の詳細です。この駅は地元経済や物流において重要な存在であり、今後もその役割はますます増していくことでしょう。

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