金鵬航空

金鵬航空（きんほうこうくう、英: Suparna Airlines）は、中華人民共和国の上海市に本拠を置く航空会社です。中国国内においては、中国貨運航空に次ぐ2番目の規模を誇る貨物航空会社として知られています。

沿革

金鵬航空は、2002年7月に海南航空グループによって、揚子江快運航空（ようすこうかいうんこうくう、英: Yangtze River Express）として設立されました。設立時の資本金は5億元で、出資比率は海南航空グループが85%、海南航空が5%、上海機場集団が10%でした。

2006年1月12日には、協議の結果、出資比率が変更され、海南航空グループが51%、中華航空が25%、陽明海運が12%、万海海運が6%、China Container Express Lines Incが6%となりました。

2014年3月には、中国の民間航空会社としては初めて、世界一周路線（上海浦東 - アンカレッジ - シカゴ - フランクフルト/ハーン - 天津 - 上海浦東）の運航を開始し、国際的な注目を集めました。

2015年7月には、中国民用航空局より旅客営業の許可を取得し、旅客事業への参入を果たしました。同年11月には、初の旅客機となるボーイング737-800型機を受領し、翌12月には初の旅客路線として上海浦東 - 三亜線の運航を開始しました。

2017年7月には、社名を揚子江快運航空から現在の金鵬航空に変更し、新たなブランドイメージを打ち出しています。

就航都市

金鵬航空は、貨物便と旅客便の両方を運航しています。

貨物便
アジア：ノボシビルスク、大阪（関西）、上海（浦東）、天津（濱海）
北米：ダラス・フォートワース、ロサンゼルス
ヨーロッパ：プラハ、ルクセンブルク、アムステルダム、フランクフルト（ハーン）

旅客便
上海（浦東）
海口
武漢
呼和浩特
深圳
赤峰
杭州
鄭州
ウルムチ
三亜
貴陽
煙台
珠海
青島
南京
済南
黄岩
ハイラル
温州


機材

2018年8月時点で、金鵬航空が運用している機材は以下の通りです。

ボーイング737-300F: 10機
ボーイング737-400F: 1機
ボーイング737-800: 9機
ボーイング747-400F: 3機
ボーイング787-8: 1機


その他

金鵬航空は、海南航空グループの一員であり、関連会社との連携も密に行っています。中国の航空業界において、重要な役割を果たしている航空会社の一つです。また、貨物輸送だけでなく、旅客事業にも力を入れており、今後更なる成長が期待されています。

関連項目

海南航空

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