釘宮智子

釘宮智子のプロフィールとキャリア



釘宮智子（くぎみや ともこ）は、1991年9月18日生まれのアマチュアボクシング選手であり、奈良県桜井市出身の警察官です。彼女は主にライト級で活躍しています。

来歴



釘宮は、小学校6年生の頃にボクシングを始めました。奈良朱雀高校に入学し、名城信男を育てた高見公明の指導を受け、ボクシング技術を磨いていきます。高校1年と2年の際には、全日本女子大会のバンタム級で連覇を達成しました。しかし3年次には一時的に警察官を目指して試験勉強を始めますが、ロンドンオリンピックで女子ボクシングが採用されたことで、再びボクシングの道へ進む決意を固め、ライト級に転級します。

その後、全日本選手権で2009年アジア室内競技大会のフェザー級銅メダリストである水野知里を決勝で下し、見事に2階級制覇を達成します。これにより、オリンピック強化指定選手にも選ばれる栄誉を得ます。

2010年には平成国際大学に進学し、内山高志を育てた木庭浩介の指導を受けます。同年に行われた広州アジア大会出場権をかけた大会では再び水野と対戦し、勝利を収め出場権を持ち帰ります。しかし、本大会では1回戦で敗退してしまいます。また、直前の世界選手権でも初出場を果たすものの、1回戦での敗北を喫しました。

2011年にはインドネシア大統領杯で銀メダルを獲得し、台北市カップでは日本人として初めて国際大会の金メダルを獲得し、最優秀選手に選ばれます。また、年間表彰ではアマ敢闘賞を受賞するなど、華々しい成果を上げました。

2012年2月には全日本選手権で優勝し、世界選手権出場権を獲得。ロンドンオリンピックの予選を兼ねた世界選手権では初戦を勝ち抜くも、2戦目でキルギス代表に敗れオリンピック出場の夢が断たれました。その後、台北市カップで的確に連覇を重ね、12月の全日本選手権ではバンタム級にて優勝を果たしました。卒業後、釘宮は警視庁に入庁しました。

2015年の全日本選手権ではライト級に戻り、2年ぶりに7度目の優勝を遂げます。2016年1月25日にはリオデジャネイロオリンピックのアジア・オセアニア地区予選に出場する日本代表に選ばれますが、3月の地区予選では1回戦敗退となりました。これにより、2大会連続でオリンピック出場を逃してしまいます。

その後の活動では一度ブランクを経て、2018年に全日本選手権で復帰し、2019年には世界選手権日本代表にも選出されました。しかし、全国大会で対戦した全日本王者の濱本紗也に敗れ、東京オリンピック予選では3度目の挑戦も実らなかったのです。

人物



釘宮の高校時代の同級生には、WBA・WBC世界ライトフライ級王者の寺地拳四朗がいます。

獲得タイトル



メディア出演


  • - 「夢をささえる食卓」（BS日テレ）
  • - 「FLOWERS〜美しきアスリートたち〜」（WOWOW）
  • - 「すぽると!」（フジテレビ系）

釘宮智子選手の物語は、彼女のアスリートとしての情熱と努力を象徴しています。これからも多くのファンに影響を与え続けることでしょう。

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