鈴木博昭 (格闘家)

鈴木博昭: 日本の総合格闘家

鈴木博昭（すずき ひろあき、1984年12月6日生まれ）は、愛知県豊橋市出身の日本の男性総合格闘家であり、元シュートボクサーです。彼はBELLWOOD FIGHT TEAMに所属しており、シュートボクシングでは元SB世界スーパーライト級王者の肩書きを持っています。

幼少期とシュートボクシングとの出会い

鈴木は十代で護身術を学ぶ目的で空手を始めましたが、その後シュートボクシングの世界に足を踏み入れました。2007年にはHEAT5で初めて本格的な試合を経験しましたが、ローブローの影響でノーコンテストとなりました。

シュートボクシングキャリアの確立

翌年の2008年、鈴木は全日本アマチュアシュートボクシング選手権東京大会に出場し、決勝で湯田達巳を下し優勝。これによりプロとしての活動を開始し、同年の5月にはプロデビューを果たしますが、初戦ではKO負けを喫しました。

2009年から2010年にかけて鈴木は成長を見せ、再び及川知浩との試合などを経て、SB日本スーパーフェザー級やSB日本ライト級などのタイトルを獲得しました。2014年にはSB日本スーパーライト級王座を獲得し、さらにはS-cup65kg世界トーナメントをも制しました。このトーナメントでは物議を醸す判定勝ちを収め、彼のキャリアをさらに輝かせました。

ONE Championship への挑戦

2018年、鈴木はONE Championshipに出場し、数試合で勝利を収めましたが、王座獲得には至りませんでした。特に、2019年にはONEムエタイ・世界バンタム級王者との試合で、5ラウンドにわたる厳しい戦いを経て判定負けを喫しました。この結果、鈴木はONEとの契約を見直し、より戦いたいという気持ちから離れることを決断しました。

RIZINへの移籍と総合格闘技への転向

2021年、鈴木はRIZINと契約し、自身のキャリアにおける新たな転機を迎えました。「総合格闘技が本来の道だった」と語る鈴木は、RIZINという大きな舞台で戦うことに意気込みを見せました。初のRIZIN出場となったRIZIN LANDMARK vol.1では、奥田啓介にTKO勝利を収め、続く試合でも活躍が期待されていました。

最近の試合と今後の展望

鈴木はRIZINで戦いを続け、2023年には西谷大成との試合でTKO勝利を挙げました。しかし、同年の注目の対戦であるYA-MANとの試合が延期となり、その後、KO負けを喫しました。これにより、鈴木は再び新たな挑戦へ向けて気持ちを新たにしています。

総合格闘技としての展望

鈴木博昭は、今後もグローブを纏い続け、さらなる高みに向けて挑戦し続けることでしょう。彼の経歴は、数々のタイトルと共に、厳しい試合を経て勝者として名を刻んできたことを示しています。今後の動向にも注目が集まります。

もう一度検索