鈴木菜々江

鈴木菜々江のボクシングキャリア

プロフィール

鈴木菜々江（すずき ななえ、1992年5月12日生まれ）は、日本の元プロボクサーで、千葉県市川市出身です。彼女はシュウボクシングジムに所属し、ボクシング界で数々の栄誉を手にしました。特に、彼女は初代日本女子アトム級王者であり、WBO女子世界アトム級王座にも輝いた選手です。

デビューからの足跡

鈴木選手は2016年3月1日に後楽園ホールでの関歩夢戦にてプロデビューを果たし、勝利を収めました。しかし、彼女のスタートは順調ではなく、7月15日に行われた下岡由美子戦で初の黒星を喫し、続く9月21日には青木沙耶香にTKOで敗れるなど、厳しい試練が待ち受けていました。とはいえ、彼女は12月13日の金子晴子戦で２回TKOによる勝利を収め、再起に成功しました。

日本女子アトム級王座の獲得

2017年に入ると鈴木選手はさらなる努力を重ねます。3月15日には下岡由美子に判定勝ちし、その後、9月1日の初代日本女子アトム級王座トーナメント準決勝でも勝利を納めました。12月17日には葉月さなとの決定戦が引き分けとなりますが、2018年3月8日には後楽園ホールでのダイレクトリマッチで葉月選手を制し、初代日本女子アトム級王座を手にしました。

本場での防衛戦

王座を獲得してからの鈴木選手は、8月20日に荒瀬あかりとの指名試合を3-0判定で制し、初防衛に成功します。さらに、11月20日には青木沙耶香に再度の挑戦を受け、またもや勝利を獲得。このように、彼女は王者としての地位を確立していきました。

世界王座への挑戦

2019年3月にはワールドスタンダードとされるOPBF女子東洋太平洋王者松田恵里とのダブルタイトルマッチに挑みますが、惜しくも判定で敗北を喫します。再起を図る鈴木選手は、その後の試合で勝利を重ね、2020年にはWBO女子世界アトム級王座への挑戦が予定されていました。しかし新型コロナウイルスの影響で試合が中止となり、9月26日には岩川美花との試合が行われましたが、再度の敗北を喫してしまいました。

王者返り咲きの挑戦

2022年には再び岩川選手との対戦があり、鈴木選手は見事に勝利を収めWBO女子世界アトム級王座を奪取しましたが、その後の初防衛戦では元WBC女子世界ミニマム級王者である黒木優子相手に敗北。2023年も彼女は黒木選手と再戦を果たしましたが、またしても判定で敗れ、引退届を提出することになります。

戦績と成績

鈴木菜々江は、通算で18試合に出場し、11勝（1KO）、6敗、1分という成績を残しました。彼女の戦歴は多くのファンに印象を与え、ボクシング界における重要な存在でした。鈴木選手の挑戦と努力の姿勢は、今後の女子ボクシング界においても語り継がれることでしょう。

もう一度検索