鉄道模型ショウ

鉄道模型展示会：日本の鉄道模型シーンを彩るイベント

日本の鉄道模型界隈では、数多くの展示会が開催されています。中でも歴史が長く、規模も大きいイベントとして知られるのが「鉄道模型ショウ」と「日本鉄道模型ショウ」です。本記事では、これらの展示会を中心に、日本の鉄道模型展示会の現状と魅力をご紹介します。

「鉄道模型ショウ」：Nゲージの祭典

「鉄道模型ショウ」は、日本Nゲージ鉄道模型工業会が主催し、JR東日本が後援する展示会です。毎年7月末、東京都中央区銀座の松屋銀座で開催されていました。通称「Nゲージショウ」や「松屋ショウ」と呼ばれ親しまれていました。

会場には、KATOやTOMIXといった大手メーカーが製作した大規模なジオラマが展示され、来場者はその精巧な模型の数々に圧倒されます。子供向けの運転体験コーナーも設置され、鉄道模型の魅力を体感できる機会が提供されていました。展示会場の外には、Nゲージ車両や関連グッズの販売コーナーも設けられており、多くの鉄道模型ファンでにぎわっていました。

1979年に「明日へのホビーNゲージ／のびゆく日本の鉄道模型ショウ」としてスタートし、当初は科学技術館で開催されていました。その後、「全日本鉄道模型ショウ」という名称で長らく親しまれましたが、松屋銀座の改装工事により、2017年以降は開催されていません。

「日本鉄道模型ショウ」：多様なゲージが集うイベント

「日本鉄道模型ショウ」は、日本鉄道模型連合会（JMRA）が主催する展示会です。毎年10月末の週末、東京都大田区蒲田の大田区産業プラザ（PiO）で開催されています。通称「鉄模連ショウ」として知られています。

本イベントは、Nゲージ以外にも16番ゲージなど、様々なゲージの鉄道模型が展示されています。かつては東急百貨店日本橋店、東急百貨店東横店などを会場として開催されていましたが、現在はPiOを拠点としています。1980年には日本Nゲージ鉄道模型工業会と共催したこともありました。

その他の鉄道模型展示会

「鉄道模型ショウ」と「日本鉄道模型ショウ」以外にも、多くの鉄道模型展示会が開催されています。「ヨコハマ鉄道模型フェスタ」やかつて名古屋で開催されていた「鉄道模型展」などが、近年継続的に開催されてきたイベントとして挙げられます。

さらに、静岡ホビーショーや全日本模型ホビーショーなど、プラモデルやラジコンなどの模型ショーにも鉄道模型メーカーが出展しており、鉄道模型ファンにとって見逃せないイベントとなっています。また、国際鉄道模型コンベンションなど、大規模なイベントも開催されています。

鉄道模型展示会：模型ファンにとっての楽しみ

これらの展示会は、鉄道模型ファンにとって、最新の製品をいち早く見たり、模型仲間と交流したり、自分自身の作品を発表したりする場として、重要な役割を担っています。展示会を通じて、鉄道模型という趣味がより一層発展し、多くの人に愛されることを願っています。今後の展示会の動向にも注目していきたいです。

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