銅鑼湾駅

銅鑼湾駅（コーズウェイベイえき）

銅鑼湾駅は、香港の主要な交通機関である香港鉄路（MTR）港島線に属する駅の一つで、香港島湾仔区の商業中心地である銅鑼湾に位置しています。この駅は、周辺の商業施設や観光スポットへのアクセス拠点として、日々多くの利用客で賑わっています。

歴史

銅鑼湾駅は1985年5月31日に開業しました。長年にわたり、地域住民や観光客の足として利用されてきました。2019年9月8日には、香港人権民主祈祷会に関連して、駅構内で機動隊が出動し、デモ参加者を含む6人が逮捕されるという事件も発生しました。この事件は、香港の社会情勢を象徴する出来事として記憶されています。

駅構造

銅鑼湾駅は、単式ホーム1面1線の上下2層構造を採用しています。地下1階には改札口があり、そこから地下2階に柴湾方面の1番線ホーム、地下5階に堅尼地城方面の2番線ホームが設けられています。駅構内には、西、東、南の3つの独立したコンコースがあり、それぞれが改札内外で繋がっていません。各コンコースの建設は、異なる企業によって請け負われました。具体的には、東コンコースはMarples Ridgway/LTAの共同、西コンコースは青木建設、南コンコース（時代広場A出口）は熊谷組、渣甸坊方面出入口（F出入口）は礼頓亜洲が担当しました。

駅階層と出口

駅には複数の階層があり、それぞれに異なる出口があります。各出口は周辺の主要な場所へ通じています。

南大堂
A出口: タイムズスクエア、羅素街、時代広場、麗都酒店、麗悦酒店、皇后大道、司徒拔道、香港銅鑼湾智選假日酒店、ハッピーバレー競馬場、聖保祿天主教小学、聖保祿中学、黄泥涌道、摩理臣山道、南洋酒店、摩理臣山游泳池、礼頓道、礼頓中心、希慎道、集成中心、298電脳特区、堅拿道、湾仔道、鵝頸市街地、活道、愛群道、利舞台広場、伊利沙伯体育館、鄧肇堅医院、聖公會鄧肇堅中学、鄧肇堅維多利亞官立中学、香港專業教育学院摩理臣山分校、職業訓練局ビル、Shama Causeway Bay、南洋酒店、金朝陽中心、利景酒店、timeplusなど
このエリアには、視覚障害者向けの点字ブロック誘導路が設置されています。

西大堂
B出口: 銅鑼湾広場第一期、永光商業大廈、永光中心、軒尼詩道、波斯富街、紅十字会捐血站、維宝商業大廈、寶靈頓道、馬師道、杜老誌道など
C出口: 信和広場、銅鑼湾広場第二期、銅鑼閣、信諾環球保険中心、伊利莎伯大廈、湾仔運動場、京都広場、駱克道、謝斐道、香港愛護動物協会、鵬利中心、一蘭銅鑼湾店、尚匯など
このエリアにも、視覚障害者向けの点字ブロック誘導路があります。

東大堂
D出口: 崇光百貨
D1: 香港怡東酒店、東角Laforet、駱克道、総統商場、総統戯院、世界貿易中心、東角道、ヌーンデイ・ガン、TOWER 535など
D2: 東角中心、軒尼詩道、波斯富街、銅鑼湾書店（店主が中国政府によって一時拉致され閉店）など
D3, D4: 崇光百貨（地庫）
D出口にはエレベーターが設置されています。
E出口: 維多利亜公園、記利佐治街、怡和街、商務印書館 (香港)、糖街、銅鑼湾地帯、Fashion Walk（名店坊）、恒隆中心、百徳新街、金百利、翡翠明珠広場、柏寧酒店、皇室大廈、皇室堡、Don Don Donkiなど
F出口: 希慎広場
F1: 渣甸坊、渣甸坊、嘉蘭中心、京華中心、香港中央図書館、香港大球場、Lanson Place Hotel、保良局、富豪香港酒店、珀麗酒店、聖保禄医院、聖保祿学校、東華東院、利園山道、マニュライフプラザ、恩平道、啓超道、白沙道、蘭芳道、加路連山道、南華体育会など
F2: 希慎広場（地庫）
F出口には、視覚障害者向けの点字ブロック誘導路が設置されています。

駅周辺

銅鑼湾駅周辺は、ショッピングモール、デパート、レストラン、ホテルなどが密集する商業エリアです。タイムズスクエアや崇光百貨などの大型商業施設や、ビクトリア公園などの公共施設が周辺に点在しており、地元住民だけでなく観光客にも人気のエリアです。

交通

隣の駅

香港鉄路
■港島線: 湾仔駅 - 銅鑼湾駅 - 天后駅

関連項目

香港の鉄道駅一覧

外部リンク

香港鉄路公司 - 銅鑼湾駅周辺地図 （アーカイブ）
香港鉄路公司 - 銅鑼湾駅構内図 （アーカイブ）

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