錦笑亭満堂

錦笑亭満堂（きんしょうていまんどう）

錦笑亭満堂は、1983年12月31日に生まれた日本の落語家・俳優・元お笑い芸人（ピン芸人）であり、その実業家としての顔も持つ存在です。本名は末高斗夢（すえたかとむ）であり、五代目円楽一門会およびエイベックス・マネジメントに所属しています。東京都新宿区西早稲田で育ち、明治学院東村山高等学校を卒業した後、亜細亜大学に進学するも中退しました。

来歴

満堂は、東京都板橋区にある『末高歯科医院』の実家に生まれ、母は音楽大学の元講師という家庭環境で育ちました。1999年2月にはお笑い芸人「末高斗夢」としてデビューし、ホリプロコムに所属して活動していました。2011年には落語家の三遊亭好楽に入門し、「三遊亭こうもり」として新たな道を歩み始めます。

2013年にはR-1ぐらんぷり決勝に進出し、東京の落語家としては初めての快挙を成し遂げました。さらに2014年には、伊勢神宮の外宮せんぐう館にて落語家が初めて奉納落語を行い、同年9月には二つ目に昇進し高座名を「三遊亭とむ」と改名します。

満堂は2015年に結婚し、翌年には第一子の男児が誕生します。2016年にはヒルトン東京で挙式を行い、その後も精力的に活動を続けます。2021年には第二子となる女児が誕生し、同年5月には個人事務所の株式会社プロダクション末高を設立、代表取締役に就任しました。

2022年には、D1だじゃれグランプリ加須オープンで優勝し、2023年7月には真打に昇進し、新しい高座名「錦笑亭満堂」を名乗ることが発表されました。この高座名は、満員の観客に最高の笑いを届けることを意味しています。

昇進披露興行

満堂の真打昇進を祝うための披露パーティーは2023年6月18日に椿山荘で行われ、600人以上の来賓が出席しました。特に注目を集めたのは、2024年1月21日に日本武道館で予定されている「満堂フェス」という真打昇進披露興行です。
このイベントには様々なゲストが参加し、満堂の新たなスタートを盛大に祝います。

趣味・特技

彼の趣味にはマラソン、テニス、ピアノ、神社巡りなどがあり、またダジャレやスキー（SIJスキー検定ゴールド1級）に関する特技も持っています。特に利き水（水ソムリエ資格保持）というユニークなスキルを持ち、自販機ビジネスにも携わっています。

ネタ

満堂は「三遊亭とむ」として、古典落語「都々逸親子」、新作落語「落語免許センター」などを披露しています。一方で、末高斗夢としては、お笑い芸人時代のダジャレを駆使し、場の雰囲気を凍りつかせる独特な芸風で知られています。

例えば、炊飯器や給湯器を用いたダジャレネタが特徴的で、ファンには強烈な印象を与えています。これらのネタは日用品を利用し、一般的なダジャレの枠を越えた創造性を発揮しています。

エピソード

中学生の頃、チェキッ娘のファンであった満堂は同グループとの共演を夢見て活動していました。また、2000年には「ミスター・ヤングマガジン」のグランプリを受賞し、母親をスタッフとしてライブを主催したエピソードもあります。

満堂は、大学受験の面接時にダジャレを披露し、合格を果たしたこともあり、自己の芸風を貫き通す姿勢が印象的です。日本テレビのドラマやバラエティ番組に出演し、幅広いジャンルで才能を発揮しています。

結論

錦笑亭満堂は、彼の多彩な経験と独特なスタイルで日本のお笑いと落語界において存在感を放ち続けています。これからの彼の活動と成長にも注目が集まっています。

もう一度検索