鍛治直人

鍛治直人

鍛治直人（かじ なおと、1973年1月24日 - ）は、日本の俳優。劇団文学座に所属し、舞台を中心に幅広い分野で活躍しています。兵庫県芦屋市出身。

プロフィール

報徳学園高等学校、早稲田大学社会科学部を卒業。高校・大学時代はラグビー部に所属していました。1997年に文学座研究所に入所し、演技の基礎を学びます。2002年より文学座の団員となり、本格的に俳優活動を開始。2009年からは文化庁新進芸術家派遣制度を利用して1年間ロンドンに留学し、海外の演劇に触れ、研鑽を積みました。

主な出演作品

鍛治直人さんは、舞台を中心に、テレビドラマ、映画、吹き替え、ラジオドラマと多岐にわたるジャンルで才能を発揮しています。

舞台

2000年の初舞台『心破れて』以降、文学座の本公演をはじめ、外部のプロデュース公演にも多数出演。

2000年: 『峠の雲』、『HAKUGEI』、『ザ・カスタム・オブ・カントリー/女達への償い』
2001年: 『ペンテコスト』、『冬物語』
2002年: 『ロベルト・ズッコ』、『W；t　ウィット』
2003年: 『ドン・ジュアン』、『Hamlet』、『リチャード三世』
2004年: 『お気に召すまま』、『あかね空』
2005年: 『幻に心もそぞろ狂おしのわれら将門』、『キスへのプレリュード』
2006年: 『信長』、『チェンジングルーム』、『あわれ彼女は娼婦』、『シラノ・ド・ベルジュラック』
2007年: 『コリオレイナス』、『カリギュラ』
2008年: 『肝っ玉おっ母とその子どもたち』、『黒蜥蜴』、『おーい幾多郎』
2009年: 『風が強く吹いている』、『黒革の手帖』
2011年: 『美しきものの伝説』、『tatsuya 最愛なる者の側へ』、『ポルノグラフィ』
2012年: 『種をまく人』、『黒蜥蜴』、『花咲くチェリー』、坂東玉三郎特別公演『日本橋』
2013年: 『セールスマンの死』、『猿後家』
2017年: 『グリーンマイル』
2019年: 『ポーの一族』
2024年: 舞台『鋼の錬金術師』-それぞれの戦場-、 『夏の夜の夢』

シェイクスピア作品から現代劇まで、幅広い役柄を演じこなし、その演技力が高く評価されています。

テレビドラマ

数多くのテレビドラマにも出演。

女の橋
旅行作家・茶屋次郎 長良川殺人事件
屋形船の女2
臨場3
東京駅お忘れ物預り所 大井川鉄道SL“かわね路"2分間の空白!!
監察医・篠宮葉月 死体は語る14
キミに最後の別れを～永遠なれ ラグビーの青春～(NHK BSプレミアム)

確かな演技力で、作品に深みを与えています。

映画

映画にも出演しており、その存在感を発揮しています。

仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦
シン・ウルトラマン

劇場版アニメ

声優としても活躍しています。

ゲド戦記
千と千尋の神隠し
ハウルの動く城

吹き替え

海外作品の吹き替えも担当。

JSA

ラジオドラマ

NHK-FMのFMシアター、青春アドベンチャーを中心に多数出演。

FMシアター: 『蘭学遺言状』、『ブルームーンの向こう側』、『とどけ、風の如く』、『キャンバスの彼女』
青春アドベンチャー: 『月下花伝　時の橋を駆けて』、『きりしたん算用記』、『紺碧のアルカディア』、『ヨコハマ・ジャスミンホテル』、『黒い瞳のボヘミアン』、『ウィル』、『逆光のシチリア』

声だけで登場人物を表現する、高度な演技力が求められるラジオドラマでも、その実力を遺憾なく発揮しています。

外部リンク

文学座 鍛治直人

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