鍵本景子

鍵本景子（かぎもと けいこ）は、1969年1月7日生まれの日本の女優です。茨城県で生まれ、東京都で育ちました。彼女の芸能活動は、劇団若草に入団した小学6年生の頃に始まりました。きっかけは、テレビドラマ『3年B組金八先生』への憧れだったと言います。

10代の頃からテレビドラマに出演し、1992年には連続テレビ小説『ひらり』で主人公の姉・みのり役を演じ、広く知られるようになりました。この作品での演技は、多くの視聴者に感動を与えました。2000年には結婚し、その後は育児と並行して、地域活動にも積極的に参加しています。

鍵本さんは、篠笛とパーカッションの演奏家との3人組ユニット「おほんゴギーノ」を結成し、音楽活動も行っています。また、地元小平市の市民団体「どんぐりの会」やNPO法人「こだいら自由遊びの会」のメンバーとして、地域社会に貢献しています。さらに、宮沢賢治作品の朗読活動にも力を入れており、その美しい声で多くの人々を魅了しています。

彼女の出演作品は多岐にわたり、アニメ映画『魔女の宅急便』では声優として参加し、映画『あの夏、いちばん静かな海。』ではサーフショップ店員を演じました。テレビドラマでは、連続テレビ小説『おしん』や『凛凛と』、『さくら』、『芋たこなんきん』などに出演し、その演技力が高く評価されています。

また、『非行主婦・アル中の女』でデビュー後、『真夜中の匂い』や『翼をください』といったドラマでも存在感を示しました。1990年代には、『奇妙な出来事』や『木曜ゴールデンドラマ「卒業　父と母の偏差値」』、『嵐の中の愛のように』、『はやぶさ新八御用帳』など、数々の作品に出演しています。特に、『企業病棟』では見波冽子役、『十時半睡事件帖』では玉役を演じ、その演技の幅広さを示しました。

1990年代後半からは、火曜サスペンス劇場にも数多く出演しており、『六月の花嫁1』や『小京都ミステリー16』、『ひとことの罪』、『救命救急センター』などで、様々な役柄を演じ分けています。さらに、土曜ワイド劇場や土曜ドラマ、ドラマ新銀河など、様々なジャンルのドラマに出演し、その実力を発揮しています。

2000年代以降も、『海峡』や『わたしが子どもだったころ』、『小児救命』、『書店員ミチルの身の上話』など、話題作に多数出演しており、その活躍はとどまるところを知りません。鍵本景子は、演技だけでなく、地域活動や音楽活動にも積極的に取り組む、多才な女優として、これからも注目を集めることでしょう。

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