長勝寺 (鎌倉市)

長勝寺（ちょうしょうじ）

長勝寺は、神奈川県鎌倉市材木座に位置する日蓮宗の寺院です。山号は石井山と称し、本尊として大曼荼羅を祀っています。かつては大本山本圀寺（六条門流）の末寺であり、小西法縁に属していました。

歴史

長勝寺の起源は、建長5年（1253年）に遡ります。石井長勝という人物が日蓮に帰依し、自邸に法華堂を建立して日蓮に寄進したのが始まりと伝えられています。この法華堂は、現在の京都市山科区にある本圀寺の前身とされています。その後、貞和元年（1345年）に日隆が荒廃していた堂を再興し、石井山長勝寺と号しました。江戸時代には、江戸幕府から朱印状を与えられていました。

文化財

長勝寺は、貴重な文化財を所蔵しています。

神奈川県指定重要文化財
法華堂
大壇
鰐口
燭台

これらの文化財は、長勝寺の歴史と文化を物語る上で重要なものです。

また、文化財ではありませんが、俳優の赤木圭一郎の記念碑が境内に存在します。赤木圭一郎の墓地は、長勝寺が事業主体である材木座霊園にあります。

所在地

神奈川県鎌倉市材木座2-12-17

脚注

参考文献

河井恒久 等編 編「巻之七 長勝寺」『新編鎌倉志』 第5冊、大日本地誌大系刊行会〈大日本地誌大系〉、1915年、135頁。

関連文献

「山之内庄大町村長勝寺」『大日本地誌大系』 第39巻新編相模国風土記稿4巻之87村里部鎌倉郡巻之19、雄山閣、1932年8月、296-297頁。

外部リンク

長勝寺 - 鎌倉の古建築めぐり
* 神奈川県の文化財（神奈川県）

長勝寺は、鎌倉の歴史と文化に触れることができる貴重な場所です。静寂な境内を散策し、歴史ある文化財を鑑賞してみてはいかがでしょうか。

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