長島浩 (ボクサー)

長島 浩について



長島浩（ながしま ひろし、1966年3月15日生まれ）は、日本を代表する元アマチュアボクシング選手で、神奈川県横浜市の出身です。彼は1992年のバルセロナオリンピックにライトミドル級の日本代表として出場し、卓越したボクシングスタイルと技術を持った選手として知られています。身長は180cmで、左ボクサースタイルを特徴としています。

経歴


長島のボクシングとの関わりは、彼の父親である武が武相高校にボクシング部を設立したことから始まりました。そして、著名なボクサーである松島勝之（1988年ソウルオリンピックバンタム級5位）や二郎（第56代日本バンタム級王者）は従兄弟にあたります。彼は幼少期にリトルリーグで野球を眺めて過ごしましたが、中学校に進学すると、ボクシングに新たな情熱を注ぎ始めました。

高校時代には1984年にインターハイライトウェルター級で優勝し、その後の大学時代にも光を放ちます。特に1985年と1987年には全日本選手権ウェルター級で2度の優勝を果たし、ボクシング界で確固たる実績を築きました。

大学を卒業した後も、長島はユニマット（旧称ユナイテッドスティール）に所属し、競技を続けました。1989年にはモスクワで開催された世界選手権に出場し、1990年には全日本選手権ウェルター級で見事に優勝を勝ち取りました。1991年には、シドニーでの世界選手権にも参加し、経験を積んでいきます。

バルセロナオリンピックでは、初めて地域予選が導入された中で、タイで行われた一次予選において出場権を獲得しました。そして、1992年7月27日に行われた1回戦では、プロへ転向後にWBA世界ミドル級王座を獲得することになるサモアの選手マセリノ・マソーとの対戦が待っていました。しかし、長島は3回にRSC負けを喫し、この試合をもって現役を引退しました。

獲得タイトル



最終成績


長島のボクシングキャリアは、165試合を戦い135勝30敗（国内試合では8敗）という輝かしい成績で幕を閉じました。

脚注


本記事編集には、"アマチュア・レコード"として知られる『日本ボクシング年鑑2005』を参考資料として使用しています。編集部はボクシング・マガジン編集部（日本ボクシングコミッション／日本プロボクシング協会協力）で、2005年4月30日に発行されました。

関連項目


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