長松純明

長松純明について

長松純明（ながまつ すみあき）は1952年6月4日生まれで、大分県中津市の出身です。彼は主に捕手として活躍した元プロ野球選手で、特にロッテオリオンズでのプレーが注目されます。高校時代および大学時代において優れた成績を収め、プロの世界に進むことになりました。

学生時代の成績

長松は中津工業高校で野球を始めましたが、1970年の夏には甲子園県予選の準決勝で津久見高校に惜しくも敗退し、中九州大会への進出は果たせませんでした。その後、福岡工業大学に進学します。福岡六大学リーグでは、1972年秋季リーグから4季連続で優勝を果たし、その間にリーグ通算16本塁打を放ちました。また、首位打者として2回の受賞歴があり、3年春から4季連続でベストナインにも選出されています。特に1973年のシーズンには5試合連続本塁打を記録し、リーグの記録を新たに更新する偉業を成し遂げました。高校や大学の同期には日本ハムの筧文夫選手がいました。

プロ入りとキャリア

1974年、長松はプロ野球ドラフトで2位指名を受けてロッテオリオンズに入団しました。期待されていた強肩強打の捕手としての才能を持っていましたが、当初は村上公康や高橋博士などの控えに甘んじることになりました。しかし、1983年には20試合で先発マスクをかぶり、袴田英利、土肥健二とともに正捕手の座を争いました。残念ながら、1985年のシーズンをもって現役を引退しています。

引退後の活動

引退後の1986年にはバッテリーコーチに就任しましたが、僅か1年でその職を退くことになりました。現役中の多くの試合経験や技術を将来の選手に伝えることが期待されていましたが、彼のキャリアは短期間での変遷が多かったと言えるでしょう。

記録と背番号

長松の記録として、初出場は1975年4月10日の日本ハムファイターズ戦で、初打席は1975年6月26日の近鉄バファローズ戦での代打出場でした。さらに、初安打は1975年8月5日、南海ホークス戦で山内新一から放った単打でした。彼の初本塁打は1983年7月9日の阪急ブレーブス戦で、永本裕章投手から3ランを打っています。彼の背番号は現役時代が39、引退後が76でした。

長松純明は、そのキャリアを通じて多くのファンに愛された選手の一人であり、今でも彼の活躍は語り継がれています。

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