長根信号場

長根信号場は、かつて岩手県滝沢村（現在の滝沢市）に位置していた、日本国有鉄道東北本線（現在のいわて銀河鉄道線）の信号場でした。

歴史

長根信号場は、1944年（昭和19年）10月11日に信号場としてその役割を開始しました。1967年（昭和42年）9月15日には、滝沢駅が東へ100メートル移転するのに伴い、当信号場と渋民駅間の線路が付け替えられました。しかし、1968年（昭和43年）4月26日、厨川駅 - 滝沢駅間の複線化工事が完了したことに伴い、長根信号場はその役割を終え、廃止されました。

構造

長根信号場は、いわゆる戦時型信号場と呼ばれる構造で、厨川駅から3.4キロメートル、滝沢駅から2.9キロメートルの地点に位置していました。交換型の信号場として機能していましたが、1968年4月の厨川駅 - 滝沢駅間の複線化と同時に廃止されました。

現況

現在、長根信号場の跡地付近には、いわて銀河鉄道線に2006年3月に開業した巣子駅が、当信号場の1.2キロメートル北方に位置しています。しかし、長根信号場の廃止から40年以上が経過し、その間に東北新幹線盛岡駅 - 八戸駅間の延伸開業が行われ、下り線に平行して新幹線の線路が敷設されたため、当信号場 - 渋民駅間の旧線を含め、その面影はほとんど残っていません。

隣の施設

かつて長根信号場に隣接していた施設は、以下の通りです。

日本国有鉄道

東北本線

厨川駅 - 長根信号場 - 滝沢駅

関連項目

日本の信号場一覧

もう一度検索