長谷川諭

長谷川諭（はせがわ さとし）は、1960年3月13日生まれの日本の元俳優です。本名は清水諭（しみず さとし）で、東京都杉並区出身です。日本大学鶴ヶ丘高等学校を卒業後、子役として早くから芸能界で活躍しました。

8歳の時に、自身の意志で劇団若草に入団し、舞台『癲王のテラス』でデビューを果たしました。1975年には歌手としてもデビューし、遠藤実作曲の「磯笛」はオリコンシングルチャートで88位を記録しました。歌うことが好きで、友人たちとフォークソングバンドを組んでいた時期もありました。

芸名の「長谷川」は、1976年に亡くなった父の姓から取ったもので、本名の清水諭とは異なる芸名で活動していました。1970年代から1980年代にかけて、数多くのテレビドラマに出演し、その演技力で多くの視聴者を魅了しました。

主な出演作品として、大河ドラマ『新・平家物語』や『草燃える』、『つくし誰の子』、『たんぽぽ』シリーズなどがあります。その他、『ムー』、『赤い絆』、『ゆうひが丘の総理大臣』、『熱中時代』シリーズ、『太陽にほえろ!』、『ザ・ハングマン』シリーズなど、幅広いジャンルのドラマで活躍しました。また、映画では『東京⇔パリ 青春の条件』、『どですかでん』、『想い出のかたすみに』、『連合艦隊』などに出演しました。

テレビアニメ『冒険コロボックル』では声優としても参加し、海外ドラマ『ゆかいなブレディー家』の吹き替えも担当しました。ラジオ番組では、『さとしのヤング歌謡曲』や『らじとぴあワールド』などでパーソナリティを務め、多才な才能を発揮しました。

歌手活動では、シングル「磯笛」のほか、アルバム「花がすり・磯笛」をリリースしています。

長谷川諭は、子役時代からその才能を開花させ、俳優、歌手、声優、ラジオパーソナリティとして幅広い分野で活躍しました。彼の出演作品は、今も多くのファンに愛され続けています。彼の演技は、観る人の心に深く響き、忘れられない感動を与えてくれます。特に、1970年代から1980年代のテレビドラマファンにとっては、彼の出演作品は青春時代の思い出と深く結びついているでしょう。長谷川諭は、まさに昭和のエンターテイメント界を彩った一人と言えるでしょう。

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