長野市営陸上競技場

長野市営長野運動公園総合運動場陸上競技場

長野市営長野運動公園総合運動場陸上競技場は、長野県長野市に位置し、長野運動公園内に設けられたスポーツ施設です。この競技場は陸上競技だけでなく、球技場としても利用されています。長野市が所有し、シンコースポーツ株式会社によって管理されています。

施設概要

競技場は、日本陸上競技連盟から第2種公認を受けており、アスレティックスの国際連盟（ワールドアスレティックス）からもクラス2の公認を受けています。また、競技場には400メートルのトラックが9レーン設置されており、フィールドには天然芝が使われています。観客の収容人数は17,350人で、そのうちメインスタンドには5,200席が用意されています。

さらに、補助競技場も整備されており、日本陸上競技連盟の第4種公認を受けています。この補助競技場のトラックは全天候型で、1周300メートルの6レーンとなっています。これらの施設により、長野市では多くの記録会や大会が行われています。

陸上競技の開催

競技場では、長野市内で行われる陸上競技の記録会や、北信地区の小中高生向けの大会が頻繁に開催されます。また、県大会や全日本大学駅伝、全日本大学女子駅伝の選考会なども行われ、多くの成績優秀者が輩出されています。特に1976年には全国高等学校総合体育大会の陸上競技大会、2011年には全国高等専門学校体育大会の陸上競技が開催されました。さらに、2012年からは日本陸上競技選手権大会における混成競技の会場として利用されています。

サッカーのイベント

過去には、長野市やその近隣にある須坂市の富士通工場の影響もあり、川崎フロンターレのホームゲームが数回行われました。しかし、座席数や照明設備がJリーグの試合開催に必要な要件を満たしていなかったため、2002年から2013年にはJリーグの試合は行われることがありませんでした。

現在、長野市をホームタウンとするAC長野パルセイロは、南長野運動公園総合球技場で試合を行っています。ですが、2014年シーズンには、南長野の改修工事のために、佐久総合運動公園陸上競技場をホームスタジアムとして使用しました。その間、長野運動公園総合運動場でもいくつかのリーグ戦が実施され、特に第10節のJ-22選抜戦では8,011人が観戦し、その後の入れ替え戦カマタマーレ讃岐戦には8,944人が訪れました。

アクセス

交通アクセスも良好で、しなの鉄道の北しなの線北長野駅からは徒歩で約15分、長野電鉄長野線の朝陽駅からも徒歩で約20分で到達できます。また、JR長野駅から長電バスを利用し、「運動公園」停留所で下車すれば、競技場へのアクセスはさらに便利です。

長野運動公園総合運動場陸上競技場は、地域のスポーツ振興に貢献するとともに、数多くのアスリートたちに夢を与える重要な拠点となっています。

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