長野県道380号関崎川中島停車場線

長野県道380号関崎川中島停車場線について

長野県道380号関崎川中島停車場線は、長野県長野市内を東西に走る一般県道です。この路線は、長野市松代町大室の関崎橋東詰交差点を起点とし、信越本線川中島駅を終点としています。全長は約5.4kmで、犀川の南側に沿って、長野市内を横断するルートを形成しています。

路線の特徴

この県道は、国道403号と信越本線川中島駅を結ぶ重要な役割を担っています。途中、長野県道372号三才大豆島中御所線（東外環状線）、国道18号（篠ノ井バイパス）、長野県道35号長野真田線、長野県道77号長野上田線（旧国道18号）といった主要な幹線道路と交差しており、交通の要所となっています。ただし、国道117号との重複区間である大塚交差点から中氷鉋交差点の間を除き、ほとんどの区間が1.5車線程度の狭い道路です。特に、関崎橋方面へ向かう場合、国道18号の道路標識には「大型車困難」と表示されており、大型車の通行には注意が必要です。

構造物

関崎橋

この路線には、千曲川に架かる重要な橋梁である関崎橋があります。全長540m、幅員8.3m（うち車道6.0m）で、2車線と片側歩道を備えています。1973年（昭和48年）に永久橋として架け替えられる以前は木橋でしたが、その木橋時代の姿は、映画「笛吹川」（1960年公開）で見ることができます。

関崎小橋

関崎橋の西端に続く関崎小橋は、全長17.0m、幅員9.3mの橋梁です。1973年に完成し、荒川を跨いでいますが、現在の荒川は橋の直前で市道の暗渠となっているため、実質的には跨道橋となっています。

重複区間と交差・接続する道路

この路線には、以下の重複区間と交差・接続する道路があります。

重複区間
国道117号（大塚交差点・下氷鉋交差点間）
交差・接続する道路
関崎橋東詰交差点（起点）：国道403号（谷街道）
前渕交差点：長野県道445号川合川中島線
真島北村西交差点：長野県道372号三才大豆島中御所線（五輪大橋有料道路経由新道）
大塚交差点：国道18号（篠ノ井バイパス）
下氷鉋交差点：国道117号（更北・古戦場街道）
中氷鉋交差点：長野県道35号長野真田線（更北・古戦場街道）、長野県道77号長野上田線
川中島駅前（終点）：長野県道381号小松原川中島停車場線・長野県道405号川中島停車場線（重複区間）

周辺施設

沿線には、以下の施設があります。

千曲川流域下水道上流処理区終末処理場（アクアパル千曲）
ホワイトリング
長野市真島保健センター
長野市役所 更北支所
長野日本無線 本社工場
川中島駅

まとめ

長野県道380号関崎川中島停車場線は、長野市内の主要な道路を結ぶ重要な県道であり、地域住民の生活を支える役割を果たしています。道幅が狭い箇所もあるため、通行には注意が必要です。

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