長野県道502号奥志賀公園栄線

長野県道502号奥志賀公園栄線について

長野県道502号奥志賀公園栄線は、長野県下高井郡山ノ内町を起点とし、下水内郡栄村に至る全長約60kmの一般県道です。かつては「奥志賀スーパー林道」と呼ばれた有料の舗装林道でしたが、現在は一般県道として開放されています。別名「奥志賀林道」とも呼ばれ、志賀高原の奥深くから山間部を縫うように走り、野沢温泉村を経由して千曲川流域へと至る、北信地域を代表する山岳道路です。

路線概要

この道路は、志賀高原の最奥部から始まり、雑魚川の渓谷沿いを遡ります。ブナの原生林が広がるカヤノ平を経由し、野沢温泉スキー場のゲレンデ内を通過するなど、変化に富んだルートが特徴です。道幅は場所によって1.5車線から2車線程度と狭く、センターラインがない区間も存在しますが、交通量は少ないため比較的走りやすいでしょう。しかし、大部分は1車線から1.5車線と狭く、カーブが連続する林道のような道が続きます。

特徴

自然豊かな景観: 道路沿線はブナなどの広葉樹が茂る深い森に覆われ、春の新緑や秋の紅葉は特に見事です。カヤノ平では樹齢250年ともいわれるブナの天然林が広がっています。
変化に富んだルート: 渓谷沿いの道、原生林の中の道、尾根沿いの道、スキー場の中の道と、様々な表情の景色が楽しめます。特に、野沢温泉スキー場周辺は視界が開け、開放的な気分を味わえるでしょう。
冬季閉鎖: 豪雪地帯のため、例年11月下旬から5月中旬頃まで冬季閉鎖となります。閉鎖期間中は、野沢温泉スキー場内を通る区間がスキー初心者用の林間コースとして利用されます。

路線データ

起点: 長野県下高井郡山ノ内町夜間瀬 奥志賀高原（長野県道471号奥志賀公園線終点）
終点: 長野県下水内郡栄村箕作（長野県道408号箕作飯山線接続）
道路状況: 1.5車線から2車線の舗装道路。場所によりセンターラインなし。大部分が狭い林道のような道。
冬季閉鎖: 11月下旬から5月中旬頃

通過する自治体

長野県
下高井郡山ノ内町
下高井郡木島平村
下水内郡栄村
下高井郡野沢温泉村

交差する道路

長野県道471号奥志賀公園線 (起点)
長野県道408号箕作飯山線 (終点)

沿線

雑魚川
奥志賀高原スキー場
志賀高原奥志賀牧場
カヤの平牧場
木島山
大次郎山
毛無山
水尾山
高倉山
常慶院

参考資料

須藤英一『新・日本百名道』大泉書店、2013年。ISBN 978-4-278-04113-2。
中村淳一編 編『日本の絶景ロード100』枻出版社、2018年4月20日。ISBN 978-4-7779-5088-1。

関連情報

長野県の県道一覧

長野県道502号奥志賀公園栄線は、ドライブやツーリング、サイクリングなどを楽しむ人々にとって魅力的なルートです。四季折々の美しい自然の中を走り抜け、変化に富んだ景色を満喫してください。

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