長野県道507号・新潟県道239号秋山郷森宮野原停車場線

長野県道507号・新潟県道239号秋山郷森宮野原停車場線は、2006年5月8日に認定された県道です。この路線は、長野県と新潟県の県境に位置する秋山郷、特に長野県側の集落と国道117号を結び、冬季の交通アクセスを確保することを目的としています。

概要

この県道は、下水内郡栄村大字堺（新潟県津南町経由）を起点とし、森宮野原停車場を終点としています。栄村南部の秋山郷へのアクセスは、冬季には国道405号を経由する新潟県側からのルートに限られていました。しかし、「平成18年豪雪」では国道405号が通行止めとなり、秋山郷が一時孤立する事態が発生しました。この経験を踏まえ、冬季でも長野県側から秋山郷へ到達できる道路を確保するため、県道の路線認定が行われました。

当初、旧長野県道117号北野森宮野原停車場線と重複する区間がその区域とされましたが、その後、区域が延伸され、長野県道117号が廃止されたため、現在は全線が長野県道507号として認定されています。また、長野県道として認定されている区間以外にも、村道区間が「積雪寒冷地の道路整備」などの事業として長野県主体で整備されています。

地理

この県道は以下の地域を通過します。

長野県
下水内郡栄村
新潟県
中魚沼郡津南町
長野県
下水内郡栄村

交差する道路

この県道は、以下の道路と交差しています。

長野県道407号長瀬横倉停車場線（長野県下水内郡栄村）
新潟県道238号加用逆巻線（新潟県中魚沼郡津南町）
国道117号（新潟県中魚沼郡津南町 - 長野県下水内郡栄村重複区間）
新潟県道49号小千谷十日町津南線（新潟県中魚沼郡津南町、国道117号重複区間）

関連事項

長野県の県道一覧
新潟県の県道一覧

この県道は、豪雪地帯における地域住民の生活を支える重要な役割を担っています。特に冬季の交通確保は、地域経済や住民の安全に直結するため、道路の維持管理が不可欠です。長野県と新潟県にまたがるこの路線は、県境を越えた広域的な連携の重要性を示す一例と言えるでしょう。

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