長野県道87号伊那インター線

長野県道87号伊那インター線について

長野県道87号伊那インター線は、長野県の中央自動車道伊那インターチェンジを起点とし、国道153号に至る主要地方道です。この道路は、伊那市とその周辺地域における重要な交通動脈としての役割を担っています。

概要

この県道の大きな特徴として、開通当初の終点が長野県道146号南箕輪沢渡線との交差点であった点が挙げられます。しかし、2008年3月27日に御園交差点から国道153号までの区間に跨線橋（御園橋）が完成したことにより、伊那インターチェンジと国道153号が直接接続されるようになりました。これにより、アクセス性が大幅に向上し、地域住民や観光客の利便性が高まりました。

沿線には伊那中央病院があり、その入口には信号交差点が設けられています。この病院は地域医療において重要な役割を果たしており、県道87号はそのアクセスを支える重要な道路です。

歴史

この道路は元々、上伊那広域農道の一部として伊那市によって整備されました。その後、1994年4月に主要地方道伊那インター線として路線認定されました。路線全体が都市計画道路「環状北線」の一部として位置づけられ、計画された幅員通りに整備が進められています。

さらに、2018年4月1日には路線認定が変更され、終点が伊那市上の原となりました。これにより、県道87号は天竜川左岸へと延伸される計画となり、将来的に伊那バイパスと接続される見込みです。これにより、伊那地域の交通ネットワークがさらに強化されることが期待されます。

路線データ

• - 起点: 長野県上伊那郡南箕輪村御子柴（伊那インター入口交差点）
• - 終点: 長野県伊那市上の原

歴史の詳細

• - 1993年5月11日: 建設省により、県道大萱荒井線の一部と県道沢尻箕輪線の一部が伊那インター線として主要地方道に指定されました。
• - 1994年4月1日: 伊那インター線として正式に認定されました。
• - 2008年3月27日: 御園交差点から国道153号までの区間が延伸開通しました。
• - 2018年4月1日: 路線認定の終点が伊那市上の原に変更されました。

地理

この県道が通過する主な自治体は以下の通りです。

• - 上伊那郡南箕輪村
• - 伊那市

交差する道路

県道87号は以下の道路と交差しています。

• - 中央自動車道 伊那インターチェンジ
• - 長野県道476号伊那インター西箕輪線（起点）
• - 長野県道88号伊那箕輪線（駒美交差点）
• - 長野県道146号南箕輪沢渡線（御園交差点）
• - 国道153号（水神橋西交差点）

このうち、国道153号以遠は未供用区間となっています。

沿線施設

沿線には以下の施設があります。

• - 長野県上伊那農業高等学校
• - 伊那中央病院

まとめ

長野県道87号伊那インター線は、伊那地域の交通インフラにおいて重要な役割を果たしています。伊那インターチェンジと主要道路を結び、地域住民の生活や経済活動を支えるとともに、医療機関へのアクセスを円滑にするなど、多岐にわたる貢献をしています。将来の伊那バイパスとの接続を見据え、さらなる発展が期待される路線です。

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