伊那中央病院

伊那中央病院：上伊那地域の中核病院

概要

長野県伊那市に位置する伊那中央病院は、上伊那行政組合が運営する地域の中核病院です。権兵衛トンネルの開通によって、木曽地域からの患者受け入れも増加しており、上伊那地域全体の医療を支える重要な役割を担っています。災害拠点[[病院]]（地域災害医療センター）としての指定も受けており、災害時における医療体制の維持にも貢献しています。

診療科目

伊那中央病院では、幅広い診療科目を網羅しています。具体的には、内科、神経内科、呼吸器科、消化器科、循環器科、小児科、外科、整形外科、形成外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線科、麻酔科、救急科（地域救急医療センター）、臨床検査科などです。これらの専門性の高い診療科目が揃っていることで、地域住民の多様な医療ニーズに対応できる体制が整えられています。

歴史

伊那中央病院の歴史は古く、1947年7月に上伊那郡伊那町（当時）に町立伊那中央病院として開院しました。その後、移転や増床を繰り返し、病床数や診療科目を拡充。1997年には地域災害医療センターに指定され、災害時における医療提供体制の強化にも注力しています。2003年には、現在の場所に新病院を開設。5市町村（伊那市、高遠町、長谷村、箕輪町、南箕輪村）の組合立病院として再発足し、現在に至ります。開院以来、地域医療への貢献を続け、進化を遂げてきました。

施設・設備

現在の伊那中央病院は、最新の医療設備を備えた近代的な病院です。病床数は394床（一般390床、感染4床）で、東病棟と西病棟があり、基本的には4床室ですが、個室や特別室も用意されています。ヘリポートも設置されており、緊急時の患者搬送にも対応できます。患者や来院者の利便性を高めるため、レストラン、売店、自動販売機、ATMなども完備。また、八十二銀行、長野銀行、アルプス中央信用金庫、JA上伊那などの金融機関も病院内にあります。

アクセス

伊那中央病院へのアクセスは良好です。伊那バスの複数の路線が病院前に停車しており、伊那市内だけでなく、周辺地域からのアクセスも容易です。JRバス関東の高遠線も利用できます。また、タクシー乗り場も設置されています。

地域医療への貢献

伊那中央病院は、上伊那地域における医療の中核として、地域住民の健康を守り、豊かな生活を支えるため、多角的な取り組みを行っています。地域がん診療連携拠点[[病院]]、地域周産期医療センター、救命救急センターとしての指定も受けており、高度な医療技術と設備、そして専門性の高い医療スタッフによる質の高い医療を提供することにより、地域医療に大きく貢献しています。今後とも、地域住民のニーズに応じた医療を提供し続けることが期待されています。

もう一度検索