長門三隅駅

長門三隅駅（ながとみすみえき）は、山口県長門市三隅下にある、西日本旅客鉄道（JR西日本）山陰本線の駅です。

歴史

1924年（大正13年）11月3日：国有鉄道美禰線（現・山陰本線）の延伸に伴い、終着駅として開業しました。同時に、旅客と貨物の取り扱いを開始しています。
1925年（大正14年）4月3日：美禰線がさらに延伸し、長門三隅駅は途中駅となりました。
1932年（昭和7年）12月12日：駅事務室からの出火により、駅舎が全焼するという災難に見舞われました。
1933年（昭和8年）2月24日：美禰線の一部区間が山陰本線に編入され、長門三隅駅も山陰本線の所属となりました。
1977年（昭和52年）3月31日：貨物取り扱いが廃止されました。
1984年（昭和59年）2月1日：荷物扱いが廃止されました。
1985年（昭和60年）3月14日：無人駅となりました。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、JR西日本の駅となりました。
2013年（平成25年）7月28日：豪雨災害により線路が被災し、一時的に益田駅 - 長門市駅間が運休となりましたが、同年8月4日に奈古駅 - 長門市駅間で運行が再開されました。
2014年（平成26年）4月1日：簡易委託が解除され、完全な無人駅となりました。かつて簡易委託駅だった頃は、駅前の個人商店で近距離切符（常備券のみ）が販売されていました。

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、列車交換が可能です。木造の駅舎があり、駅舎は上りホーム側に設置されています。反対側のホームへも直接出入りできる小道があり、ホームの中ほどには上下線ホームを連絡する跨線橋が設けられています。

長門鉄道部が管理する無人駅です。

のりば

駅構内にはのりば番号の標識はありませんが、駅に掲示されている時刻表では、以下の番号で案内されています。


平日の登校日には、朝6時台に当駅始発の長門市・滝部行きの区間列車が運行されています（逆方向の設定はありません）。

利用状況

近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通りです。主に萩方面への通学客が多く利用しています。

駅周辺

駅周辺は住宅や田畑が広がっています。

村田清風記念館（西へ車で5分）
湯免温泉（東へ車で5分）
香月泰男美術館（東へ車で5分）
三隅郵便局
長門市立三隅中学校
長門市立明倫小学校
国道191号
山口県道285号野波瀬港線
* 山口県道287号長門三隅線：旧国道191号。駅との間は市道（旧山口県道284号長門三隅停車場線）で約100m。

隣の駅

西日本旅客鉄道（JR西日本）

■山陰本線

飯井駅 - 長門三隅駅 - 長門市駅

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