湯免温泉

湯免温泉

湯免温泉は、山口県長門市（旧国長門国）に位置する温泉地です。

泉質

湯免温泉には、「湯免観光ホテル うさぎの湯」と「湯免温泉ふれあいセンター」という2つの公衆浴場があり、それぞれ異なる源泉を使用しています。

湯免観光ホテル うさぎの湯：放射能泉（湯免温泉配湯施設２～５号混合泉）
温度：29.4℃
P.H値：9.06
ラドン含有量：27.27×10⁻¹⁰ Ci/kg
湯免温泉ふれあいセンター：単純温泉（長門市有三隅５号泉）
温度：35.2℃
P.H値：8.85

湯免温泉ふれあいセンターには、サウナ、水風呂、露天風呂、食事処、休憩所などの設備が充実しています。一方、「うさぎの湯」は、源泉かけ流しの浴槽とカランのみというシンプルな造りで、昔ながらの公衆浴場の雰囲気を残しています。

周辺環境

湯免温泉の周辺には、長門市が運営する日帰り温泉施設「湯免ふれあいセンター」や「湯免観光ホテル 名湯ゆめの郷」といった宿泊施設、民宿が数軒あります。また、近隣には香月泰男美術館があり、芸術に触れることもできます。

歴史

湯免温泉には、以下のような伝承が残されています。

弘法大師が唐からの帰途、能満寺に滞在した際、夢の中で「俵山より北北東、三隅の里に効能の高い温泉が湧き出ている」というお告げを受けました。里人に探させたところ、夢のお告げ通りの場所に温泉が湧き出ていたため、この温泉は「ゆめ」温泉と呼ばれるようになり、それが転じて「湯免温泉」となったと言われています。

また、けがをしたウサギがこの温泉の湯で治療をしていたのを地元の行商人が発見したという説もあります。

昭和29年（1954年）には、古くからの湯治場を当時の三隅町が町民の憩いの場として開発しました。

周辺施設

香月泰男美術館：温泉街の近くにあります。
湯免ダム（みすみ湖）

アクセス

鉄道
JR山陰本線 長門三隅駅下車、タクシーまたは防長交通バスで5分、「湯免温泉」下車。
JR山陰本線・美祢線 長門市駅またはJR山陰本線 東萩駅より防長交通バス。
自動車
長門市街より国道191号を萩市方面へ10分弱、三隅インターチェンジそば。
中国道美祢東JCTから小郡萩道路経由、絵堂ICより長門方面、県道小郡三隅線経由で約30分。
中国道美祢ICから国道435号・県道美東秋芳西寺線・県道秋芳三隅線経由で約35分。
中国道小郡ICから県道小郡三隅線経由または県道美東秋芳西寺線・県道秋芳三隅線経由でそれぞれ約40分。

参考文献

『角川日本地名大辞典35　山口県』（角川書店、1988年）「湯免温泉」の項

関連項目

温泉
温泉街
外湯
温泉番付
日本の[[温泉地一覧]]

外部リンク

湯免観光ホテル

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