開明中学校・高等学校

開明中学校・高等学校

開明中学校・高等学校は、大阪府大阪市城東区野江に位置する私立の中高一貫校です。そのルーツは1914年、大阪商工会議所によって設立された実業学校に遡ります。

概要

当初は商業学校として、英語・中国語・ロシア語教育に力を入れていました。戦後の学制改革を経て大阪貿易学院高等学校となり、1979年には英語科を併設。1980年代後半からは大学進学指導に力を入れ、関関同立などの難関私立大学への合格を目指すようになりました。1991年には中学校を併設し、「中学・高校の6年間で国公立大学に進学できる学力を培う」という目標を掲げました。1995年に現在の開明中学校・高等学校に改名。2001年に中学校、2004年に高校が男女共学化されています。

進路

1学年8クラス編成で、内部進学が7クラス、外部からの編入が1クラスとなっています。2019年度の卒業生265名のうち、37%にあたる98名が現役で国公立大学に合格しています。

教育方針

「研精而不倦」（研精して倦まず）を校訓とし、以下の5つを教育目標としています。

1. 男女共同参画社会において、社会のリーダーとして活躍する人間の育成
2. 文系・理系を問わず、理数の素養を身につけ、情報化社会に対応できる人間の育成
3. 世界的視野に立ち、国際感覚に富む人間の育成
4. 思いやりの心を持ち、社会的常識を備えた人間の育成
5. 正しい生活習慣を身に付けた、心身ともに健全な人間の育成

沿革

1914年：私立大阪貿易語学校として開校
1922年：大阪市北区へ移転
1923年：大阪貿易語学校に改称
1945年：大阪大空襲で校舎焼失
1948年：大阪貿易学院高等学校設置
1964年：普通科を併置
1979年：英語科を併置
1985年：英語科募集停止
1987年：商業科募集停止
1991年：大阪貿易学院中学校を併設
1995年：開明中学校・高等学校に改称
2001年：中学校が男女共学化
2004年：高校が男女共学化
2014年：創立100周年記念事業として新校舎完成

基礎データ

2020年5月1日現在、生徒数は1,542名（高校828名、中学714名）。

諸費用

初年度納入金は、高校約111万円、中学校約115万円（2020年度実績）。別途制服代などがかかります。

交通アクセス

JR、京阪、Osaka Metro京橋駅より徒歩約9分
京阪野江駅より徒歩約13分
Osaka Metro谷町線野江内代駅より徒歩約15分
Osaka Metro長堀鶴見緑地線・今里筋線蒲生四丁目駅より徒歩約11分

象徴

創立100周年を記念して新校舎が建設され、食堂も新設されました。

制服

男子は金ボタン5個の黒学ラン、女子は桂由美デザインの紺色を基調としたボレロスタイルです。

部活動

クラブ活動は週3日まで、高校2年次で引退する制度があります。

体育会系：ラグビー部（外国人講師が指導）など
文化系：放送部（全国大会に連続出場）、かるた部など

学校施設

地上8階、地下1階の新校舎には、教室、屋内体育館、プールなどを完備。自習室や学習室も設置されています。四條畷市にはテニスコートを備えた清滝グラウンドがあります。

高校関係者

井上英孝（日本維新の会衆議院議員）
清水信次（ライフコーポレーション会長兼務CEO）
大迫純一（小説家、シナリオライター）
林家笑丸（落語家）
原田哲夫（元剣道日本代表）

関連情報

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