関本雅一

関本雅一について

関本雅一（せきもと まさかず、1959年9月20日 - 2012年12月10日）は、日本の実業家であり、多くのIT関連企業を設立した人物です。彼の経歴には、国内外の大学での学びや、著名な企業での経験が含まれています。

幼少期と学歴

彼は、元NEC会長の関本忠弘と成城大学名誉教授の関本まや子の長男として東京都に生まれました。初等教育から中等教育を東京学芸大学附属竹早中学校で受け、その後成城学園高等学校を卒業しました。1979年にはアメリカ・ハワイ州のシャミナード大学に進学し、1984年に国際基督教大学へ編入、1986年に同大学を卒業しました。

キャリアのスタート

卒業後、彼は広告業界の大手企業、株式会社電通に入社しました。入社後、結婚を経て、1991年には社費留学生として南カリフォルニア大学の経営大学院に入学しました。1992年にMBAを取得し、再び電通に復職しました。

スキャンダルと起業

2000年には一度離婚し、元フジテレビアナウンサーの寺田理恵子と再婚しますが、同年の7月には電通においてスズキに対して広告費を水増し請求していた不正が発覚し、懲戒解雇となりました。この困難な状況の中で、彼は新たに株式会社ITマーケティングジャパンを設立し、その代表取締役に就任を果たしました。

企業設立と発展

その後、関本氏は様々なIT関連企業を立ち上げ、2001年にはITマーケティングソリューションズの代表取締役に就任しました。2003年には、日露IT合同センターを設立し、ゴルバチョフ財団との契約のもとで日露間のIT事業の推進に寄与しました。2004年にはITマーケティングヒューマンズを設立し、後にKCCSキャリアテック株式会社として知られる企業の代表取締役も務めました。さらに、2006年にはシステム開発を行うITマーケティングインテグレーションズを設立しました。

2007年以降も関本氏は次々と新たな企業を設立し、ICTコンサルテーションズやパックリムホールディングス、さらにはエンターテインメント関連の企業であるパックリムエンターテイメントやウエルメイドスターエムジャパンでも代表取締役として活躍しました。

最晩年と死去

関本雅一は、2012年12月10日に自宅で倒れ、大動脈瘤の破裂により53歳でこの世を去りました。彼の逝去は、実業界における大きな損失となりましたが、彼が残した企業や業績は、多くの人々に影響を与え続けています。

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