関西電力病院

関西電力病院概要

関西電力病院は、大阪市福島区に位置する病院で、関西電力株式会社が運営しています。企業立病院として知られていますが、社外の患者も受け入れています。病院は400床を有し、128名の医師、406名の看護師を擁するスタッフ体制を整えています。合計で787名の職員が働いており、地域の医療に貢献しています。

建物と施設

病院の建物は地下2階、地上18階、塔1階から構成され、高さは81メートルです。鉄筋コンクリート造で一部鉄骨造を採用しており、免震構造が特徴です。延べ面積は39,286平方メートルに及び、広々とした施設が整っています。

歴史

関西電力病院の創設は1953年（昭和28年）に遡ります。当初は関西電力健康保険組合直営の病院として、大阪市北区で設立されました。1955年には関西電力株式会社に運営が移管され、その後1967年に現在の場所に移転しました。2013年には新病棟に移転し、最新の医療環境を提供しています。

診療科

病院は多様な診療科を持ち、特に総合内科、循環器内科、消化器内科、糖尿病・代謝・内分泌センター、腎臓内科、血液内科、脳神経内科、呼吸器内科、腫瘍内科、各種外科系（呼吸器、消化器、乳腺、心臓血管など）を含む幅広い専門領域をカバーしています。婦人科や眼科、耳鼻咽喉科、麻酔科など、患者の多様なニーズに応える体制が整っています。

医療機関の認定

関西電力病院は、二次救急病院としての救急告示を受けており、大阪府がん診療拠点病院としても指定されています。また、公益財団法人日本医療機能評価機構による認定を受けており、各種法令に基づく指定病院や各専門学会の認定も取得しています。これにより、高品質な医療の提供が担保されています。

アクセス

交通面では非常にアクセスが良く、京阪中之島線の中之島駅から徒歩3分、阪神本線の福島駅から徒歩5分、JR東西線の新福島駅からも徒歩5分という利便性があります。JR大阪環状線の福島駅からは徒歩7分、大阪シティバスの中之島四丁目や浄正橋停留所からも各5分程度で到着可能です。

附属施設

かつては関西電力病院付属の高等看護学院が併設されていましたが、2006年3月31日に閉校となりました。関西電力病院は、地域住民にとって重要な医療機関として、その役割を今後も続けていくことでしょう。

周辺環境

周辺には朝日放送や関西電力本社が位置しており、交通アクセスに便利な立地です。病院は地域の医療拠点としてだけでなく、ビジネスやメディアとのコラボレーションも期待される環境にあります。

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