防衛ホーム

防衛ホーム：自衛隊員の生活を支える情報誌

1973年10月15日に創刊された『防衛ホーム』は、防衛省や自衛隊に関するニュースを主とした新聞です。発行元は防衛ホーム新聞社で、自衛隊員とその家族を主な読者層として、月2回発行されています。

紙面は、その時々の重要なトピックや人事異動に関する情報を中心に構成されています。毎号約12ページで、隊員やその家族の生活に役立つ情報を掲載している点が大きな特徴です。例えば、「防衛ホーム英語教室」や「家庭のひろば」といったコーナーがあり、隊員とその家族の生活をサポートする内容となっています。

さらに、『防衛ホーム』には、朝雲新聞にはない独特のコンテンツがあります。各号に1ページずつ程度ですが、共済組合のニュースや求人広告が掲載され、隊員の生活やキャリアに直結する情報を提供しています。こうした構成から、朝雲新聞が防衛省・自衛隊に関する報道に重点を置くのに対し、『防衛ホーム』は隊員個人の生活面に焦点を当てていることが分かります。

入手方法は、主に各駐屯地の広報室などで配布されています。そのため、自衛隊に所属する方やその家族にとって身近な情報源となっています。また、個人購読も可能ですので、より深く情報を求める方にも適しています。さらに、富士総合火力演習や、入間基地、浜松基地などの航空祭といったイベントでは、パンフレットを兼ねた号外が配布され、多くの人に読まれています。

防衛ホーム新聞社は、『防衛ホーム』の発行以外にも、自衛隊グッズの販売も行っています。特に人気なのが「撃」シリーズと呼ばれる商品群で、まんじゅうやせんべいなど、様々な商品がラインナップされています。『防衛ホーム』誌上では、これらのグッズの広告も頻繁に掲載され、読者にとって興味深いコンテンツとなっています。

このように、『防衛ホーム』は、防衛省・自衛隊に関するニュースを伝えるだけでなく、自衛隊員とその家族の生活を多角的にサポートする情報誌としての役割を果たしています。単なるニュース媒体にとどまらず、隊員たちの生活に密着した情報を提供することで、その生活を豊かにする上で重要な役割を担っていると言えるでしょう。

関連事項

朝雲新聞
防衛日報
MAMOR
SAPIO
官報
防衛白書
国際戦略研究所

外部リンク

防衛ホーム新聞社

もう一度検索