阿仁川

阿仁川（あにがわ）は、秋田県を流れる一級河川であり、米代川水系において、その流路延長と流域面積で最大の規模を誇る支流です。

地理

阿仁川の源流は、秋田県北秋田市南部に位置し、仙北市との境界にある椈森（ぶなもり、標高1,016m）に端を発する打当川（うっとうがわ）です。打当川は北秋田市阿仁長畑（あにながはた）において比立内川（ひだたないがわ）と合流し、ここから阿仁川と名を変えます。阿仁川は秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線や国道105号と並行しながら北へと流れ、その過程で小又川（こまたがわ）や小阿仁川（こあにがわ）といった支流を合わせ、鷹巣盆地の西部で米代川の本流へと合流します。

興味深いことに、現在の阿仁比立内（あにひだたない）から阿仁前田（あにまえだ）までの阿仁川本流は、かつては大又川（おおまたがわ）と呼ばれていました。そして、大又川が小又川と合流する阿仁前田から下流が阿仁川として認識されていました。しかし、昭和30年代に河川の名称が変更され、大又川が阿仁川として統一されることとなりました。

支流

阿仁川には、以下のような支流があります。

比立内川
小様川（こざまがわ）
小又川
小阿仁川

主な橋梁

阿仁川に架かる主な橋梁としては、以下のものが挙げられます。

米内沢橋（よないざわばし）：秋田県道3号二ツ井森吉線
萱草大橋（かやくさおおはし）：国道105号
大又川橋梁（おおまたがわきょうりょう）：秋田内陸縦貫鉄道

流域の自治体

阿仁川の流域は、以下の自治体を含んでいます。

秋田県
北秋田市
能代市

脚注

阿仁川に関する情報は、以下の資料やウェブサイトでさらに詳しく知ることができます。

米代川水系河川整備計画
秋田県河川台帳

関連項目

米代川
日本の川一覧

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