阿波加茂駅

阿波加茂駅

阿波加茂駅は、徳島県三好郡東みよし町加茂に位置する、四国旅客鉄道（JR四国）徳島線の駅です。駅番号はB22。東みよし町の代表駅であり、全ての特急列車と観光列車「藍よしのがわトロッコ」が停車します。

歴史

阿波加茂駅は、1914年（大正3年）に開業しました。開業以来、地域の足として利用されてきましたが、時代の流れとともにその姿を変えてきました。

1914年（大正3年）3月25日：開業。
1985年（昭和60年）2月1日：業務委託駅からいったん無人駅となる。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により四国旅客鉄道が継承。
1988年（昭和63年）3月：駅員を再配置し、有人駅となる。
2001年（平成13年）10月1日：すべての特急列車が停車するようになる。以前は一部のみ停車していた。
2010年（平成22年）10月1日：再び無人化。
2012年（平成24年）4月7日：駅舎内にコミュニティスペース「加茂ふれあい館さくらひろば」オープン。
2012年（平成24年）7月2日：簡易委託開始。
2015年（平成27年）頃：再び窓口発売が休止となる。
2019年（平成31年/令和元年）4月以降：自動券売機を撤去。
2024年（令和6年）頃：再々度無人化。
2024年（令和6年）10月頃：駅舎解体

駅構造

島式ホーム1面2線を有する地上駅です。駅舎とホームは跨線橋で連絡しています。かつては自動券売機が設置されていましたが、2020年2月までに撤去されました。定期列車では1番線に入る列車は徳島方面のみですが、阿波池田方面から1番線に入り、折り返しができる構造も備えており、稀に使用されます。

かつては駅員が配置されていましたが、2010年10月1日に無人駅となりました。その後、駅舎を改造し、2012年4月7日に「加茂ふれあい館さくらひろば」がオープン。2012年7月2日から月曜・水曜・金曜の午前中に定期券・6枚回数券・自由席特急回数券の委託発売を開始しましたが、2017年2月1日に休止、2024年頃に再度無人化されました。

のりば

駅舎側から以下の通りです。


1 徳島方面
2 阿波池田方面

利用状況

1日平均乗車人員は下記の通りです。

2018年：232人
2019年：214人
2020年：159人

駅舎建て替え問題

2022年2月、JR四国から東みよし町に駅舎建て替えが通告されましたが、東みよし町は費用などの問題から無償譲渡を断りました。この際、近隣住民への説明会が開かれなかったため、一部住民から駅舎取り壊し反対の署名活動が起こり、同年12月22日には町長へ846人分の反対署名が提出されました。東みよし町は解体はやむを得ないとしており、JR西日本管轄の山陰本線荘原駅の事例を参考に、現在の駅舎を取り壊し、木造平屋建てのトイレと一体化した駅舎を建設する方針です。住民側は同年3月31日から、取り壊し反対のためオンライン署名活動も開始しました。

駅周辺

駅周辺には以下の施設があります。

東みよし町役場
三加茂自動車学校
国道192号
徳島県道44号三加茂東祖谷山線

バス路線

四国交通：「加茂駅北」停留所
東みよし町営バス：「加茂駅前北」停留所

隣の駅

四国旅客鉄道（JR四国）

■徳島線
特急「剣山」停車駅
観光列車「藍よしのがわトロッコ」停車駅
■普通
三加茂駅 (B21) - 阿波加茂駅 (B22) - 辻駅 (B23)

関連項目

日本の鉄道駅一覧

外部リンク

阿波加茂駅 時刻表 (PDF) - 四国旅客鉄道

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