阿蘇市立一の宮中学校

阿蘇市立一の宮中学校について

阿蘇市立一の宮中学校（あそしりつ いちのみやちゅうがっこう）は、熊本県阿蘇市に位置する公立の中学校です。略称は「一中（いっちゅう）」で、地元の学生たちに愛されています。

沿革

この中学校の歴史は1947年4月に始まり、当初は「組合立宮地中学校」という名称で開校しました。その後、1950年には分散していた校舎が集約され、1952年に校旗と校歌が制定されました。また、1954年には一の宮町が発足したことを受けて、学校名が「一の宮町立一の宮中学校」に変更されました。

1967年にはセンター方式の学校給食が開始され、約1年後の1968年5月には寄宿舎が開設されました。その後、1972年には春牧中学校が廃校となり、その生徒の受け入れを行いました。1975年には現在の校舎が完成し、1983年1月には男子の制服が紺色に変更されました。

2005年2月11日、阿蘇郡一の宮町が町村合併を行い、市制が施行された結果、学校名は「阿蘇市立一の宮中学校」に改称されました。

通学区域

この学校の通学区域は、主に阿蘇市立一の宮小学校が担っています。地域の生徒たちが通うその環境は、学びやすさが考えられており、地域との結びつきも強いです。

校歌

1952年11月に制定された校歌は、作詞を山口白陽、作曲を久保田つとむが担当しました。山口は熊本県内の多くの小中学校の校歌に関与しており、特に阿蘇山や近隣の阿蘇神社に言及する歌詞が特徴的です。

部活動

部活動は、体育系と文化系に分かれています。体育系には野球、ソフトボール、陸上、バレーボール、剣道、ソフトテニス、バスケットボール、卓球があり、多彩なスポーツ活動に参加できます。一方、文化系には美術と吹奏楽があり、芸術的な表現や音楽の楽しみを追求することができます。

主な出身者

この学校の卒業生には、柔道家の山部伸敏、木村勝範、内柴正人、高橋和彦の他、女子陸上競技選手の阿蘇品照美や、女子バスケットボール選手の花田有衣、前田優香がいます。さらに、女優の甲斐まり恵もこの学校の校門をくぐった一人です。

アクセス

一の宮中学校へのアクセスは、JR九州豊肥本線の宮地駅から北へ1.5kmほどの距離にあります。また、産交バスを利用すれば、一の宮中学校で下車できます。周囲には熊本県道11号別府一の宮線が通っており、便利な立地となっています。

このように、阿蘇市立一の宮中学校は長い歴史を持ち、地域の教育に貢献している学校です。

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