阿達雅志

阿達 雅志（あだち まさし）

阿達雅志は、1959年9月27日生まれの日本の政治家であり、アメリカの弁護士としても活動しています。自由民主党に所属し、参議院議員として3期目を迎えています。彼は、内閣総理大臣補佐官として経済・外交政策の担当をし、また内閣府大臣政務官と国土交通大臣政務官、さらには参議院外交防衛委員長など、数多くの重要な役職を歴任してきました。

氏の義父は、元衆議院議員であった佐藤信二で、佐藤信二の娘である妻、佐藤実花は以前日本テレビの報道記者として活躍していました。

来歴

阿達は、京都府京都市左京区で誕生しましたが、父親の転勤によって福井市、堺市、高槻市で幼少期を過ごしました。彼は、高槻市立五領小学校、洛星中学校・高等学校を経て、東京大学法学部を卒業します。1983年、住友商事に入社し、鉄道車両の海外輸出業務を担当しました。

1991年には、ニューヨーク大学ロースクールに入学し、1993年に法学修士の資格を取得して卒業しました。その後、アメリカ合衆国ニューヨーク州で弁護士資格を取得し、日本に帰国した後は住友商事法務部に勤務。1996年から2000年にかけて、住友商事の中国総代表室副部長や法務部課長としての経験を積みました。

退職後は、義父の事務所に入り、2003年から公設秘書として活動を開始。2004年から2014年までは、アメリカの法律事務所であるポール・ワイス・リフキンド・ワートン・ギャリソンでカウンセルとして勤務しました。

政治への第一歩は2007年、自由民主党公認で第21回参議院議員通常選挙に出馬することから始まりましたが落選。次回の2010年の選挙でも再び落選しました。しかし、2014年においては、佐藤ゆかり議員の辞職による繰り上げ当選を果たし、政治家としての活動が本格化します。

同年12月に参議院議員として当選し、2016年には自民党公認で再選されました。その後、内閣府大臣政務官や国土交通大臣政務官に任命。2020年、菅義偉内閣では内閣総理大臣補佐官に就任し、経済・外交政策担当としての役割を果たしています。2022年の第26回参議院議員通常選挙では、またもや当選し、3期目を迎えています。

2023年12月には、岸田文雄首相から外務副大臣の就任を打診されましたが、健康面を理由に辞退しました。

所属団体・議員連盟

阿達は、日本会議国会議員懇談会、神道政治連盟国会議員懇談会、さらには「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」など、いくつかの団体に属しています。

著書

• - 「世界パラダイム・シフト」（PHP研究所、2013年） ISBN 978-4434187285
• - 「政治家になった父から18歳の息子へ」（PHP研究所、2015年） ISBN 978-4569827582

現在、彼のオフィシャルサイトや各種SNSでの活動も活発に行われており、国民とのコミュニケーションも大切にしています。

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