阿部真宏

阿部 真宏（あべ まさひろ）について

阿部真宏は1978年5月12日生まれ、神奈川県川崎市高津区出身の元プロ野球選手であり、現在は西武ライオンズの内野守備・走塁コーチとして活動しています。選手としてのキャリアは、内野手として数々のチームでプレーし、特に近鉄バファローズやオリックス・バファローズ、西武ライオンズでの活躍が知られています。

経歴

プロ入り前

阿部は横浜高等学校でキャリアをスタートし、クリーンナップの一角を担い、松井光介をエースとするチームで活躍しました。第78回全国高等学校野球選手権大会に出場し、初戦では北嵯峨高校を破ったものの、続く福井商に敗れました。卒業後は法政大学に進学し、内野手としてリーグ戦での活躍が目立ちました。特に、2年秋には首位打者や打点王のタイトルを手にしました。

2000年のドラフトで近鉄バファローズから4位指名を受けてプロ入りを果たしました。

近鉄時代

デビューした2001年はサヨナラ安打を記録するなど、チームのリーグ優勝に貢献。しかし、その後は育成重視の方針により出場機会が限られました。2002年はレギュラーに定着し、安定した守備を見せました。2003年には打撃成績が向上し、オールスターゲームにも出場しました。しかし、2004年は打率が落ち、オリックス・バファローズに移籍します。

オリックス時代

オリックスでは2005年からレギュラーとして活躍しましたが、2006年には怪我の影響で成績が振るわず、翌年にはまたしても他の選手の活躍により出場機会が限られました。通算して7年間のプレーを経て、2010年に西武ライオンズにトレード移籍します。

西武時代

西武ライオンズでは主に代打や守備固めとして出場し、2011年には中村剛也の離脱後に三塁手としてスタメン出場する機会が増えました。打率.256と出塁率.372を記録するなど、控え内野手として戦力となりましたが、2012年シーズン終了後、戦力外通告を受けます。

引退後

引退後は球団職員として地域貢献活動に従事し、さらに2014年には一軍打撃コーチに就任しました。コーチとしての職務を経て、2024年からは一軍内野守備・走塁コーチとして再スタートを切ります。

選手としての特徴

阿部選手は右打者で、特に左投手に強いバットを持っています。守備面では堅実なプレーで知られており、内野全ポジションをこなすユーティリティープレーヤーとしての能力を持っています。代打やスーパーサブとしても活躍し、チームに貢献しました。

彼の野球人生は、選手から指導者へと続く特異な道のりを示しており、今後も多くの若手選手に影響を与える存在であり続けるでしょう。

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