陣内一真とは？意味をやさしく解説 - サードペディア百科事典

陣内一真

陣内一真（じんのうちかずま、1979年 12月26日生まれ）は、広島県出身のクリエイティブな作曲家です。音楽との出会いは小学3年生の頃、新聞で見たフルートの広告がきっかけで、地元のヤマハ音楽教室でのフルートレッスンを始めたことから始まります。この経験が音楽への情熱を育む土台となりました。

彼は広島市立祇園東中学校を経て、広島県立安芸府中高校の国際科を卒業します。在学中、アメリカのシアトルに留学し、そこで映画『タイタニック』などを見ることで映画音楽の魅力に触れ、本格的に音楽を学ぶことを決意します。それが後の彼の音楽キャリアに大きな影響を与えることになりました。

陣内はバークリー音楽大学に進学し、2002年に卒業。卒業後、2006年にはコナミの人気ゲーム「メタルギアソリッド」シリーズの作曲を担当し、ゲーム音楽業界での足がかりを得ます。彼の音楽スタイルは、多様なジャンルとの融合を特徴としており、特にゲームや映画、アニメの音楽制作での豊富な経験を持ちます。

2011年からはマイクロソフト343 Industriesに移り、人気FPSシリーズ「Halo」の音楽制作を手掛けました。特に「Halo 5: Guardians」では英国アカデミー賞音楽賞にノミネートされるなど、その才能が高く評価されています。さらに彼は、2019年には「マーベルアイアンマン VR」やNetflixの「ULTRAMAN」の音楽を戸田信子と共同で制作し、社内でも注目される存在となりました。

陣内は以降も戸田信子とのコラボレーションを続け、NetflixのCGアニメ「攻殻機動隊 SAC_2045」や「スター・ウォーズ: ビジョンズ九人目のジェダイ」など、数多くの成功した作品の音楽を担当しました。彼の音楽は、視覚効果と共に視聴者の感情を引き出す力を持ち、多くのファンから高い支持を受けています。現在、彼はアメリカのシアトルを拠点に活動を続けており、ドラマやゲーム音楽の制作に力を入れています。

受賞歴

陣内一真は第46回日本アカデミー賞において、RADWIMPSと共同で『すずめの戸締まり』に対し最優秀音楽賞を受賞しています。この受賞は彼の作曲活動が幅広く評価されている証といえるでしょう。

主な作品

ゲーム

- メタルギアシリーズ:

- メタルギアソリッドポータブル・オプス
- メタルギアソリッド4
- メタルギアソリッドピースウォーカー
- ネバーデッド
- HALOシリーズ:
- Halo 4
- Halo 5: Guardians
- Halo Infinite E3 2018 トレーラー
- Lies Beneath
- マーベルアイアンマン VR
- Forza Horizon 3
- Do You Copy?
- ウマ娘プリティーダービー
- Scavengers
- Star Wars Outlaws