陸上自衛隊九州補給処

陸上自衛隊九州補給処について

陸上自衛隊九州補給処（JGSDF Kyushu Logistics Depot）は、陸上自衛隊西部方面隊の隷下にあり、後方支援を専門とする機関です。目達原駐屯地に本部を構え、西部方面隊の活動を円滑に進めるための重要な役割を担っています。

概要

九州補給処は、西部方面総監の指揮下で、訓練や有事の際の活動を後方から支えることを主な任務としています。具体的には、装備品の調達、整備、補給などを担当し、西部方面隊の活動基盤を支えています。

補給処は、目達原駐屯地の本処の他、健軍、富野、大分、鳥栖の各分屯地に支処を置いています。これらの支処と連携して、西部方面隊全域の兵站活動を支えています。

主要任務

1. 西部方面隊全域の調達:
装備品の入札における受け皿となり、必要な物資を調達します。
2. 主要装備品の整備:
主要装備品の第3段階整備を担当し、装備品の維持管理を行います。
3. 佐賀県東部地域の防衛警備・災害派遣:
佐賀県東部の2市4町（鳥栖市、神埼市、吉野ヶ里町、基山町、上峰町、みやき町）の防衛警備や災害派遣活動を行います。
全国の補給処の中で、警備区域を担当するのは九州補給処のみです。
災害派遣時には、佐賀県隊区長である西部方面混成団長の指揮を受けます。

沿革

1952年10月15日: 保安隊九州地区補給廠として福岡駐屯地で編成。
1954年3月10日: 目達原駐屯地に移駐。
1954年7月1日: 陸上自衛隊発足に伴い、陸上自衛隊九州地区補給処に改称。
1955年3月2日: 富野弾薬支処が編成。
1955年7月1日: 大分弾薬支処が編成。
1956年2月25日: 鳥栖燃料支処が編成。
1957年11月20日: 健軍支処と城野支処が編成。
1998年3月26日: 中央[[補給処]]の廃止・整理統合に伴い、陸上自衛隊九州補給処に改称。
2008年3月24日: 城野支処を廃止し、業務を本処補給部に統合。
2018年3月27日: 電計課を廃止し、装備計画部に統合。
（時期未定）: 沖縄訓練場に支処を開設予定。

組織編成

九州補給処本処（目達原駐屯地）
総務部
調達会計部
装備計画部
補給部
整備部
健軍支処（健軍駐屯地）
富野弾薬支処（富野分屯地）
大分弾薬支処（大分分屯地）
鳥栖燃料支処（鳥栖分屯地）

主要幹部

主要幹部に関する情報は、現在のところ公開されていません。

関連項目

補給統制本部
各補給処: 北海道補給処 / 東北補給処 / 関東補給処 / 関西補給処

外部リンク

* 陸上自衛隊目達原駐屯地の公式サイトへのリンク'>陸上自衛隊目達原駐屯地



陸上自衛隊九州補給処は、西部方面隊の活動を支えるだけでなく、地域社会の安全にも貢献する重要な組織です。今後も、その活動に注目していく必要があるでしょう。

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