階上岳

階上岳（はしかみだけ）

階上岳は、青森県階上町と岩手県洋野町の境界にそびえる標高739.6mの山です。その優美な姿から「臥牛山（がぎゅうざん）」という別名でも親しまれています。

自然と景観

この山は、ツツジの群生地として有名で、開花時期には山一面が鮮やかなピンク色に染まり、訪れる人々を魅了します。山頂付近には「階上岳山頂園地」が整備されており、ピクニックやハイキングを楽しむことができます。また、野営場も設けられているため、アウトドア愛好家にも人気のスポットです。

種市岳との関係

階上岳は「種市岳（たねいちだけ）」と呼ばれることもありますが、厳密には、種市岳は階上岳の山頂近くにある小山のことを指します。この小山もまた、豊かな自然に囲まれており、登山や散策の際に立ち寄るのもおすすめです。

歴史と公園

1974年10月3日、階上岳とその周辺の海岸地区は「種差海岸県立自然公園」に編入されました。その後、「種差海岸階上岳県立自然公園」と改称され、さらに一部は陸中海岸国立公園の拡張候補地となりました。しかし、2011年3月11日に発生した東日本大震災の影響で計画は変更を余儀なくされ、2013年5月24日に三陸復興国立公園の一部として編入されました。

その他

階上岳の山頂付近には、八戸テレビ・FM中継局が設置されており、放送用の無線施設としても重要な役割を担っています。

まとめ

階上岳は、美しい自然景観と歴史が融合した魅力的な山です。ツツジの季節はもちろん、一年を通してハイキングやピクニックを楽しむことができ、自然を愛する人々にとって、訪れる価値のある場所と言えるでしょう。

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