雄勝中央病院

雄勝中央病院：地域医療の中核を担う病院

秋田県湯沢市山田に位置する雄勝中央病院は、JA秋田厚生連が運営する380床の総合病院です（2013年度は312床稼働）。湯沢市と雄勝郡（羽後町・東成瀬村）を包含する湯沢・雄勝医療圏の中核病院として、地域住民の健康維持・増進に貢献しています。2024年度からは秋田県内の医療圏再編により、県南医療圏に含まれることになります。

病院の歴史と移転

雄勝中央病院の歴史は、昭和初期の医療利用組合運動にまで遡ります。当初は湯沢町の中心部に開設されましたが、1990年代後半、地域活性化事業の一環として「雄湯郷（ゆーとぴあ）」構想が立ち上がり、病院の移転計画が浮上します。移転先は、市街地から離れた雄湯郷ランド内となり、移転反対運動も起こりましたが、2005年に現在の場所に移転、新築されました。移転前の所在地は湯沢市表町三丁目3-15、現在の所在地は湯沢市山田字勇ヶ岡25です。

1933年の有限責任雄勝医療購買組合設立から始まり、1936年には雄勝中央病院と改称。その後、幾度かの統合を経て、1948年にはJA秋田厚生連に移管されました。1964年には総合病院となり、救急医療にも力を入れ、1976年には救急告示病院の指定を受けました。その後も、エイズ地域診療病院、災害拠点[[病院]]としての指定を受け、地域医療を支える重要な役割を担っています。

医療サービスと施設

雄勝中央病院は、幅広い診療科を備え、一般病床に加え、感染症病床も設置しています。急性期から慢性期まで、地域住民のニーズに対応できるよう、多様な医療サービスを提供しています。また、院内には、患者さんの利便性を高めるための施設も充実しています。理容室、美容室、売店（ローソン雄勝中央病院店）、レストラン、そしてJAこまち中央総合支店雄勝中央病院出張所（ATM）も設置されています。

アクセス

雄勝中央病院へのアクセスは良好です。JR奥羽本線湯沢駅からシャトルバスで約14分、または山田線（羽後交通）の雄勝中央病院前バス停で下車、徒歩1分です。「ゆうとぴあ号」（雄湯郷ランドシャトルバス）も利用可能です。お車の場合は、東北中央自動車道湯沢ICから秋田県道278号雄勝湯沢線経由で約10分です。駐車場も978台分（北側455台、南側523台）用意されています。

病院の理念

雄勝中央病院の基本理念は「信」「望」「愛」です。地域社会への信頼を第一に、未来への希望を胸に、患者さんへの深い愛情をもって、質の高い医療を提供し続けています。

まとめ

雄勝中央病院は、地域住民にとってかけがえのない存在です。長い歴史と、地域社会との深い繋がり、そして最新の医療設備と技術を備え、これからも地域医療の中核を担い続けることでしょう。 地域医療の更なる発展に貢献するため、職員一同、日々努力を続けています。

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