雲ケ畑バス

雲ケ畑バスの紹介

雲ケ畑バス（くもがはたバス）は、京都市北区内を走る乗合タクシーで、彌榮自動車が運行しています。このバスは「もくもく号」という愛称でも知られ、地域内で唯一の公共交通機関として重要な役割を果たしています。運行は2012年4月1日に開始され、多くの地域住民の生活を支えています。

概要

雲ケ畑バスは北大路駅前と雲ケ畑岩屋橋を結ぶ路線です。このサービスが始まる前、京都バスの37系統が出町柳駅前から雲ケ畑岩屋橋までを結んでいましたが、乗客数の減少により2012年4月に廃止されました。そのため、彌榮自動車が新たな交通手段を提供することになり、同年4月から雲ケ畑バスの運行がスタートしました。

使用されるのは定員9人のジャンボタクシーで、2022年2月の時点では平日・土曜日において一日2往復での運行となっています。このように、少人数の乗客に特化した運行方式が地域のニーズに応えています。

沿革

雲ケ畑バスの設立からの主な出来事は以下の通りです。

• - 2012年4月1日：運行開始。
• - 2013年4月1日：新たに「山幸橋」と「上賀茂西河原町」のバス停が設置される。
• - 2014年10月15日：雲ケ畑バスが「未来の京都まちづくり推進表彰」を受ける。
• - 2020年4月1日：運賃の改定が実施される。

これらの出来事は、雲ケ畑バスが地域発展のために取り組んできた証となります。

運行経路

雲ケ畑バスの運行経路は以下の通りです。

• - 北大路駅前
• - 上賀茂神社前
• - 高橋
• - おおまがり
• - 高雲寺前
• - 白梅橋
• - 雲ケ畑岩屋橋

特に、おおまがりから雲ケ畑岩屋橋までは自由乗降区間となっており、利用者は任意の場所で乗降することが可能です。かつて同じ経路を運行していた京都バスの37系統では、柊野から雲ケ畑岩屋橋間が自由乗降区間でしたが、現在は雲ケ畑バスがその役割を引き継いでいます。

なお、北大路駅前のバス停は京都バスの烏丸北大路バス停と共有しており、北大路バスターミナルには乗り入れない点に注意が必要です。

雲ヶ畑バス株式会社

雲ケ畑バスという名称は、かつて1933年に設立された雲ヶ畑バス株式会社に由来しています。この会社は京都市電の北大路橋電停と雲ヶ畑を結ぶバスを運行していましたが、1938年に鞍馬自動車株式会社と合併。さらに1946年に嵐山自動車株式会社と合併し、最終的に京都バス株式会社が誕生しました。

このように、雲ケ畑バスは地域の歴史や住民の生活と密接に関わっています。今後も地域社会にとって重要な交通手段として、役割を果たし続けることが期待されています。

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