零豪鬼

零豪鬼（ゼロゴウキ）

『サイバーボッツ』に登場するV.A.（ヴァリアントアーマー）、零豪鬼は、『ストリートファイター』シリーズの豪鬼をモチーフとした機体です。その誕生は、意外な経緯をたどっています。

誕生の経緯

零豪鬼の初出は、1996年の『ゲーメスト』付録カレンダーに掲載されたカプコンの創作イラスト「メカゴウキあらわる!!」でした。このメカゴウキのデザインが、後に家庭用版『サイバーボッツ』に採用され、「零豪鬼」と命名されたのです。なお、「メカゴウキ」の名は『MARVEL SUPER HEROES VS. STREET FIGHTER』の最終ボスとして登場するメカ豪鬼へと受け継がれています。

機体設定

零豪鬼は、謎に包まれた存在です。以下に、判明している情報をまとめます。

経歴: かつて格闘界に最強の戦士「ゴウキ」がいたという文献があり、設計者はその人物に強い憧憬と畏怖を抱いていたと推測されます。コロニー連合軍によって1機のみ存在が確認されていますが、国籍・メーカー、駆動原理は一切不明です。

機体仕様:
名称：ゼロゴウキ（初号機）
コードナンバー：G-13EX
装甲材質：ゴーマニウム合金
本体重量：118.5t
頭頂高：22.0m
ジェネレーター出力：6,660kw
センサー有効半径：33,920m
装備：ゴーアーム、ゴーレッグ
開発国（メーカー）：不明
所属：不明

基本構造:
ゴーヘッド：スーパーコンピューター"GIQ2000"搭載。チョンマゲ部の音声入力デバイスで操作。
ゴーじゅずセンサー：センサー有効範囲は33,920mとVA中最大。夜になると光る。
ゴー動力炉：殺意の波動で動いているかは不明。コクピットブロックが上にマウント。
ゴープロペラントタンク：エネルギーが蓄えられている。中身は不明だが、地球に優しい燃料という説も。
ゴーアーム：マッコウクジラ100頭分の力に匹敵。ミサイル発射や火炎放射が可能。制御機構は謎。
ゴーアーマー：強靭かつ柔軟なゴーマニューム合金製。
ゴーレッグ：ニホンカモシカ1億匹分の瞬発力。
ゴーフット：4人家族が住める一軒家と自家用車が格納可能。

技一覧

技の仕様は、本家豪鬼と大きく異なります。「阿修羅閃空」「天魔空刃脚」に相当する技はありません。

投げ技:
豪スルー：ボディスラム。2タイプ存在。
豪抜き：相手のアームにダメージを与え、規定値以上でアームをもぎ取る。

特殊技:
豪連撃：2段攻撃のコンビネーション。
豪連殺：3段攻撃のコンビネーション。
豪ボディプレス：空中から下方向に広い攻撃判定。
豪怒：バリアを張り、無敵状態になる。メガクラッシュに相当。

必殺技:
豪波動拳：ミサイル型の気弾を発射。
斬空波動拳：空中版の豪波動拳。気弾はミサイル型。
豪昇龍拳：本家同様の技だが、無敵時間はほぼ無し。
竜巻斬空脚（空中可）：本家同様。空中版は豪昇龍拳で追撃しやすい。
レーザー波動拳：多段ヒットするビーム状の波動拳。発生が遅く隙が大きい。灼熱波動拳に相当。

サイバーEX:
滅殺豪波動拳：ビーム状の波動拳。レーザー波動拳より太く、威力も高い。
滅殺豪昇龍拳：豪昇龍拳を3回繰り出す。
滅殺空中SPドリル：ドリルを発射する。天魔豪斬空に相当。
真空竜巻斬空脚：上昇せず、リュウの真空竜巻旋風脚に近い。
瞬獄殺：掴み技ではなく、タックルから連続攻撃を叩き込む。

その他の登場作品

SNK VS. CAPCOM 激突カードファイターズ全シリーズ（トレーディングカードゲーム版含む） - プレイヤーキャラクターカードとして登場。

もう一度検索